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2015年6月29日(火)
【通読】
2テサロニケ 3:2
2また、私たちが、ひねくれた悪人どもの手から救い出されますように。すべての人が信仰を持っているのではないからです。
【ポイント】
①残念な現実を受け入れる
キリスト教の歴史を振り返れば、どの時代にもキリスト教会を迫害する者がいた事が分かります。キリストの福音への応答は信仰です。しかし、信仰が意味することろは「愛」「信頼」「服従」です。キリストへの「服従」を迫ると、多くの人がそれに反発、反抗します。それが人間の罪の特徴だからです。ですから、私たちは、福音を語るときに、相手から反発、反抗という反応が返ってくることを覚悟する必要があります。
残念ながら、現代の多くの伝道者はこの反発や拒絶を受けたくないという、ある意味、自分勝手な理由で、キリストへの服従について語ろうとしません。これは、本当に大きな問題なのです。私たちは、キリストを愛する、キリストを信じると言いながら、キリストに服従し、人生の舵取りを委ねることが出来ないとしたら、それは本当の意味でキリストを愛していることになっていないからです。
②互いに励まし合う
で私たちは互いの励ましが必要です。人間的な励ましではなく、反発や拒絶を経験しながらも、福音を伝えることを諦めないように、聖霊の励ましが与えられるように互いに祈り合うのです。もちろん、相手をつまずかせないように真心をもって語ることが必要であることは言うまでもありません。しかし、私たちが福音を伝えるとき、その相手に、キリストへの愛、信頼、そして服従を促すことは絶対に避けてはなりません。もし、キリストに従うことについて語らないとしたら、私たちは偽の福音を語ることになるのです。
しかし、キリストへの愛と服従を語る時、かならず拒否反応が起きることでしょう。そのような反発を受けると、誰でも心が折れそうになることでしょう。ですから、互いに神様からの励まし、慰めを祈り合うこと大切なのです。そして、パウロはテサロニケ教会の人たちにのために祈っているのです。
【今週のメッセージ】
「みことばを上手に実践する」
ヤコブ2:14-17
14私の兄弟たち。だれかが自分には信仰があると言っても、その人に行ないがないなら、何の役に立ちましょう。そのような信仰がその人を救うことができるでしょうか。15もし、兄弟また姉妹のだれかが、着る物がなく、また、毎日の食べ物にもこと欠いているようなときに16あなたがたのうちだれかが、その人たちに、「安心して行きなさい。暖かになり、十分に食べなさい」と言っても、もしからだに必要な物を与えないなら、何の役に立つでしょう。17それと同じように、信仰も、もし行ないがなかったなら、それだけでは、死んだものです。
みことばの実践の最高の場所は「日曜日の礼拝」と「スモールグループ」です。
そして、実践すベき、みことばイエス様が要約してくださっています。
マタイ22:37-40
37そこで、イエスは彼に言われた。「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』 38これがたいせつな第一の戒めです。 39『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。40律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」
「神を愛する」ことの第一歩は、神様への愛を表現することです。つまり、神様をほめたたえることです。大好きな人の名前を呼びたくなるはごく自然なことです。神様の名を呼ぶのもそれと同じで、とても自然なことなのです。その行為は「礼拝」と呼ばれます。礼拝は儀式ではありません。私たちが神様の愛に動かされ、主の名を呼び、ほめことば、感謝を口にすることが礼拝の本質なのです。その最高の実践の場の一つが日曜日の礼拝なのです。
「互いに愛し合う」ことの第一歩は、愛し合うべき人と時間を共有することです。そこで、互いに語り合い、聴き合い、祈り合うことが大切なのです。その最高の場所がスモールグループです。ただ、このグループは友だちとの集まりと大きく違う点があります。それは、キリストを愛する者の集まりであるということです。ですから、その中心はキリストであり、キリストのことばとなるのです。一人ひとりが、キリストのみことばに忠実に従うことができているのか、確認する場であり、互いに励まし合う場所でもあるのです。
さらに、スモールグループの中での「みことばの分かち合い」は、日曜日のメッセージやディボーションで与えられている聖書の箇所を日々の生活に当てはめ、実践していく上でも重要なものとなります。メッセージを聞いて、頭で理解したり、感激して終わってしまう人が多くいます。私もかつてはそうでした。しかし、下手をすると次の日には、その週のみことばどの箇所であったかも忘れてしまっているのです。これでは、ヤコブ1章22節にある「ただ聞くだけの者」となってしまいます。そして、今週の箇所にある通り、聞くだけでは私たちの信仰を死んだものになってしまうのです。
今週のメッセージの具体的な適用は何でしょうか。まず、みことばの実践の最高の場であるライフグループを大切にすることです。互いに根気強く誘い合い、ライフグループをより良い分ち合い、成長の場所として整えていきましょう。まだ、ライフグループに参加していない人は、参加を考えてみましょう。スケジュールや場所の都合で既存のグループに参加できない人は、新しいグループを始めることをおすすめします。毎週集まることが理想的ですが、まずは月一回からでも集まってみましょう。
さらに、スモールグループの持ち方について学んでみましょう。自己流に陥らないためには、体系的な学びが大切です。ライフチャーチではスティーブ
グレイデン著「健康なスモールグループが教会を育てる」というテキストをベースにリーダーを中心に学びを進めていく予定です。リーダー以外でも興味がある方は、本を購入してみることをお勧めします。聖書的でバランスの良いスモールグループの姿をイメージできるようになると思います。
ライフチャーチ 牧師
大谷信道