デイリーディボーション 10月21日(土)

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デイリーディボーション 10月21日(土)

2017年10月21日(土)

【通読】
マタイの福音書 23:13-15
13わざわいだ。偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは人々から天の御国をさえぎっているのです。自分も入らず、入ろうとしている人々をも入らせません。14[わざわいだ。偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちはやもめの家を食いつぶし、見えのために長い祈りをしています。だから、おまえたちは人一倍ひどい罰を受けます。]15わざわいだ。偽善の律法学者、パリサイ人。おまえたちは改宗者をひとりつくるのに、海と陸とを飛び回り、改宗者ができると、彼を自分より倍も悪いゲヘナの子にするのです。

【ポイント】
①宗教熱心と信仰熱心の違いを知る
今日の箇所を見ると、律法学者、パリサイ人は大変熱心に働いていることがわかります。14節は信頼できる写本の中に14節が抜けているものもあるようなので深く触れませんが、15節を見るとイエス様はパリサイ派の伝道活動について、「海と陸とを飛び回り」とまで表現されています。つまり、パリサイ派の人々は異邦人伝道について大変熱心に取り組んでいたということが分かります。

ところが、イエス様はパリサイ人の熱心さは「自分より倍も悪いゲヘナの子にする」というような結果になってしまっていると非難されたのです。彼らの行いが結局のところ、自分たちが作り上げてきた宗教体型(言い伝え、既得権益)を守ることに終止し、異邦人改宗者もパリサイ人の自己満足的な活動に引きずり込まれ、聖書に記されている真の神様の御心から遠く離されてしまっていたのです。

現代に生きる私たちは、パリサイ人の失敗から学び続けなければなりません。つまり、何が真実で、なにが真実ではないのかということを見分ける力をつけることが重要なのです。恐らく、多くのパリサイ人は自分たちの宗教熱心=信仰熱心だと思いこんでいたと思われます。自分たちが作り上げた宗教システム、礼拝システム、教育システムに身を捧げていくことが信仰だと思っていたことでしょう。しかし、神様が本当に求めているのは、私たちの純粋な信仰、つまり「愛」なのです。この一点を見失う時に、私たちクリスチャンもパリサイ人と同じ道を歩んでしまうのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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