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2023年2月21日(火)
【今日のみことば】 ローマ人への手紙 10章9-11節 9なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、あなたは救われるからです。10人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。11聖書はこう言っています。「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」
①人間の自然な感覚によって「救い」を考える 今日の個所を「救いを得る方法」として読んでしまった人が多いのではないでしょうか。しかし、今日の個所に書かれている方法で本当に救いを得たことになるのでしょうか。
人間の自然な感覚から考えてみましょう。例えばマタイの福音書22章36-40節に記されている「最も重要な戒め」を見れば、神様の人間に対する御心は「神様を愛すること」だということが分かります。ですから、「神様を信じること(信仰)」とは「神様を愛すること」と言い換えることができるわけです。話が飛躍していると感じる人は、ルカの福音書15章でイエス様が語られた「放蕩息子のたとえ」を読んでみましょう。
それでは、 「心に信じて義と認められ、口で告白して救われる」とは、具体的にどのようなこと指しているのでしょうか。結婚を例にして考えてみると、非常に良く分かると思います。あなたが、誰かと結婚したいと思っているときに、そこで一番大切なことは何でしょうか。プロポーズの言葉でしょうか?その後の結婚式でしょうか?そうではありませんね。相手を生涯のパートナーとして愛することを決意することです。この愛の決意があるからこそ、愛を告白し、結婚の約束を口にすることに意味があるわけです。同じように、神様に対する愛の決意がなければ、「 心に信じて義と認められ、口で告白して」というパウロのことば空しいものになってしまうのです。
この、ごく単純で、人間にとって当然のことが、「信仰」から抜け落ちていることはないでしょうか。神様との間に愛の関係がなければ「信仰による義」はありませんし、神様との間に愛の関係がなければ、心で何を信じようが、それを口にしようが、それは意味のない、単なる「行い」になってしまうのです。
ライフチャーチ 大谷 信道