デイリーディボーション 3月23日(木)

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デイリーディボーション 3月23日(木)

2017年3月23日(木)

【通読】
ヨハネの福音書 16:25-33
25これらのことを、わたしはあなたがたにたとえで話しました。もはやたとえでは話さないで、父についてはっきりと告げる時が来ます。26その日には、あなたがたはわたしの名によって求めるのです。わたしはあなたがたに代わって父に願ってあげようとは言いません。27それはあなたがたがわたしを愛し、また、わたしを神から出て来た者と信じたので、父ご自身があなたがたを愛しておられるからです。28わたしは父から出て、世に来ました。もう一度、わたしは世を去って父のみもとに行きます。」29弟子たちは言った。「ああ、今あなたははっきりとお話しになって、何一つたとえ話はなさいません。30いま私たちは、あなたがいっさいのことをご存じで、だれもあなたにお尋ねする必要がないことがわかりました。これで、私たちはあなたが神から来られたことを信じます。」31イエスは彼らに答えられた。「あなたがたは今、信じているのですか。32見なさい。あなたがたが散らされて、それぞれ自分の家に帰り、わたしをひとり残す時が来ます。いや、すでに来ています。しかし、わたしはひとりではありません。父がわたしといっしょにおられるからです。33わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」

【ポイント】
①「世にあっては患難があります」
昨日も触れましたが、極めて重要なポイントです。私たちは、罪の赦しを得、罪の報酬であった死から救われ、永遠のいのちの約束が与えられています。このキリストを信じる者に恵みとして与えられている特権は、お金、自分の努力で手に入れることができません。唯一、天の父だけがキリストを愛する者に与えることができるのです。そのような意味で、私たちは大きな喜び、平安が与えられているのです。

しかし、イエス・キリストを愛するという決断は、この世との決別を意味し、この世から憎まれる結果になることイエス様は教えています。与えられている天の父、キリストとの愛の関係、救い、永遠のいのちの喜びと比べれば、この世で体験する患難はとても小さなものだと思います。でも、この世で体験する患難は、イエス・キリストを信じる前よりも大きくなる可能性があるということなのです。イエス様を知ることによって、この世の、そして自分の罪深さに気付かされるようになります。それまで、当たり前だと思っていた人間関係、この世の倫理観、道徳観などに問題意識を持つようになります。自分、周りの人々の自己中心性、自分の欲求を満たすために生きてい姿が鮮明になり、自分にも、他人にもネガティブな感情を持つこともあるでしょう。神様の前に正しいと思える決断すると、他の人と意見があわず衝突することもあるでしょう。現代の日本ではイエス・キリストを信じるという理由で迫害を受けることはないかもしれませんが、この世においての生きづらさを感じることは多々あるのです。ですから、イエス様は「世にあっては患難があります。」と予め教えられたのです。

②「3わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。」
しかし、イエス様は患難のあるこの世において、平安を持ちながら生きることができると約束してくださいました。その根拠はイエス様が「すでに世に勝った」ことにあります。この世の最大の問題は死です。死の前には、この世での富も権力も一切力をもちません。ですから、人々はできるだけ長生きをして、この世で持っているものを増やし、それらを長く楽しみたいと思うのです。なぜなら、死んだら終わりだからです。しかし、イエス・キリストは十字架と復活によって、ご自身が死をも支配下に置き、コントロールできる方であることを証明されました。

クリスチャンであっても、進学、就職、結婚、子育てなどの楽しさを味わいたいと思うものです。家族を路頭に迷わすことはできないと、この世で生き続けることを望むことも当然です。しかし、私たちは、イエス様を信じる者に与えられている永遠のいのち、そこから来る平安について常に意識していることが重要なのです。天国で約束されている祝福、平安はこの世で体験できるそれとは、比較にならないほど素晴らしいものであると信じ、そこに希望を持ち続けること、つまりイエス様の約束を信じ続けることが大切なのです。

「5この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」(ローマ5:5)

ライフチャーチ
大谷信道


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