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2017年3月25日(土)
【通読】
ヨハネの福音書 17:6-19
6わたしは、あなたが世から取り出してわたしに下さった人々に、あなたの御名を明らかにしました。彼らはあなたのものであって、あなたは彼らをわたしに下さいました。彼らはあなたのみことばを守りました。7いま彼らは、あなたがわたしに下さったものはみな、あなたから出ていることを知っています。8それは、あなたがわたしに下さったみことばを、わたしが彼らに与えたからです。彼らはそれを受け入れ、わたしがあなたから出て来たことを確かに知り、また、あなたがわたしを遣わされたことを信じました。9わたしは彼らのためにお願いします。世のためにではなく、あなたがわたしに下さった者たちのためにです。なぜなら彼らはあなたのものだからです。10わたしのものはみなあなたのもの、あなたのものはわたしのものです。そして、わたしは彼らによって栄光を受けました。11わたしはもう世にいなくなります。彼らは世におりますが、わたしはあなたのみもとにまいります。聖なる父。あなたがわたしに下さっているあなたの御名の中に、彼らを保ってください。それはわたしたちと同様に、彼らが一つとなるためです。12わたしは彼らといっしょにいたとき、あなたがわたしに下さっている御名の中に彼らを保ち、また守りました。彼らのうちだれも滅びた者はなく、ただ滅びの子が滅びました。それは、聖書が成就するためです。13わたしは今みもとにまいります。わたしは彼らの中でわたしの喜びが全うされるために、世にあってこれらのことを話しているのです。14わたしは彼らにあなたのみことばを与えました。しかし、世は彼らを憎みました。わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものでないからです。15彼らをこの世から取り去ってくださるようにというのではなく、悪い者から守ってくださるようにお願いします。16わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものではありません。17真理によって彼らを聖め別ってください。あなたのみことばは真理です。18あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。19わたしは、彼らのため、わたし自身を聖め別ちます。彼ら自身も真理によって聖め別たれるためです。
【ポイント】
①信徒の一致はイエス様の2番の願い
今週の礼拝で学んだポイントをそのまま引用しました。「イエス様の祈り」から知ることができることは、「イエス様の願い」=「イエス様の御心」です。1節~5節では、イエス様の一番の御心は天の父とご自分が栄光を受けることであることが分かります。神様はご自分の喜び、ご自分の栄光のためにすべてを創造されました。被造物である私たちの存在理由は、神様に栄光を帰すことです。このスタート地点を間違え、自分の栄光を求めることが罪の本質であるのです。
イエス様の2番めの願いは、弟子たちの一致、信徒の一致です。イエス様は被造物、特に人間についての秩序も明らかにされています。最初の男と女について、「それゆえ男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである。
」(創世記2:24) そしてイエス様は、今日の箇所でも「聖なる父。あなたがわたしに下さっているあなたの御名の中に、彼らを保ってください。それはわたしたちと同様に、彼らが一つとなるためです。」
イエス様にとって、イエス様を信じる者がイエスの名によって愛し合い、一致を保つことは、イエス様にとって何よりもの喜びであるのです。反対に、互いに憎み合ったり、争っている人たちが、「主よ、主よ!」と主の御名を賛美したとしても、イエス様は喜ばれないのです(マタイ5:22-24)。自分の愛する子どもたちが、互いに言い争いをしていることを喜び親がいないのと全く同じです。
このイエス様の願いは火を見るより明らかなのですが、何と多くのクリスチャンに無視されていることでしょうか。「自分の将来」「自分の仕事上の決断」など、自分の利益については「神様、御心を示してください!」と真剣に願いながら、すでに明らかにされている御心には従おうとしないとしたら、どうでしょうか?繰り返しになりますが、私たちは神様の栄光、喜びのために存在しているのであって、神様が私たちの喜び、栄光のために存在しているのではないということを決して忘れないようにしましょう。
ライフチャーチ
大谷信道