デイリーディボーション 4月25日(火)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 4月25日(火)

2017年4月24日(月)

【通読】
マタイの福音書 1:1-17
1アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図。2アブラハムにイサクが生まれ、イサクにヤコブが生まれ、ヤコブにユダとその兄弟たちが生まれ、3ユダに、タマルによってパレスとザラが生まれ、パレスにエスロンが生まれ、エスロンにアラムが生まれ、4アラムにアミナダブが生まれ、アミナダブにナアソンが生まれ、ナアソンにサルモンが生まれ、5サルモンに、ラハブによってボアズが生まれ、ボアズに、ルツによってオベデが生まれ、オベデにエッサイが生まれ、6エッサイにダビデ王が生まれた。ダビデに、ウリヤの妻によってソロモンが生まれ、7ソロモンにレハブアムが生まれ、レハブアムにアビヤが生まれ、アビヤにアサが生まれ、8アサにヨサパテが生まれ、ヨサパテにヨラムが生まれ、ヨラムにウジヤが生まれ、9ウジヤにヨタムが生まれ、ヨタムにアハズが生まれ、アハズにヒゼキヤが生まれ、10ヒゼキヤにマナセが生まれ、マナセにアモンが生まれ、アモンにヨシヤが生まれ、11ヨシヤに、バビロン移住のころエコニヤとその兄弟たちが生まれた。12バビロン移住の後、エコニヤにサラテルが生まれ、サラテルにゾロバベルが生まれ、13ゾロバベルにアビウデが生まれ、アビウデにエリヤキムが生まれ、エリヤキムにアゾルが生まれ、14アゾルにサドクが生まれ、サドクにアキムが生まれ、アキムにエリウデが生まれ、15エリウデにエレアザルが生まれ、エレアザルにマタンが生まれ、マタンにヤコブが生まれ、16ヤコブにマリヤの夫ヨセフが生まれた。キリストと呼ばれるイエスはこのマリヤからお生まれになった。17それで、アブラハムからダビデまでの代が全部で十四代、ダビデからバビロン移住までが十四代、バビロン移住からキリストまでが十四代になる。

【ポイント】
①「メシア(キリスト)」の条件を知る
今日からマタイの福音書に入ります。ヨハネの福音書に続き、再び福音書を選んだ理由は皆さんにイエス様をさらに知り、大好きになって欲しいからです。これまで礼拝の中で繰り返し学び、今週の礼拝でも学びましたが、「イエス様を信じる」とは「イエス様を愛する」ことです。イエス様が大好きな人は、イエス様の愛に応えたいという思いから、イエス様の戒めを守り、イエス様から与えられた使命に生きるように導かれていくのです。それは、心からの礼拝をささげることであったり、互いに愛し合うこと、赦し合うことに熱心に取り組むことであったり、イエス様のからだである教会を大切にすることであったりするわけです。

しかし、ここで注意が必要なのです。というのも、自分が勝手に作り上げたイエス様のイメージを大好きになっている人もいるからです。相手の勝手なイメージを作り上げ、そのイメージを大好きになるということは、この世で頻繁に起きています。まさに、「アイドル」が良い例です。ファンは、会社などによって作られたイメージを本人そのものだと思って、大好きになるのです。「アイドル」は英語では「偶像」という意味もありますが、イエス様についても同じようなことが起きる可能性が常にあることを覚えておきましょう。

ユダヤ人は「アイドル」、つまり「偶像」については、大変敏感でした。なぜなら、「3あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。4あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。」(出エジプト20:3-4)という律法が与えられていたからです。ですから、旧約聖書に約束されているメシアについても、その条件を完全に満たさなければ、絶対に受け入れてはならないという確信を持っていたと思われます。

その条件の一つは、サムエル記第二7章12-13節です。「あなたの日数が満ち、あなたがあなたの先祖たちとともに眠るとき、わたしは、あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。13彼はわたしの名のために一つの家を建て、わたしはその王国の王座をとこしえまでも堅く立てる。」
つまり、「メシアはダビデの直径の子孫である」という極めて厳しく、限定的な条件を満たさない限り、その人がいかに素晴らしい人格を持ったリーダーであったとしても、不思議な業を行ったとしても、メシアとして受け入れることはできないことを知っていたのです。

そこで、マタイは自身の福音書を「1
アブラハムの子孫、ダビデの子孫、イエス・キリストの系図」から始める事にしたのでしょう。もし、イエスがダビデの子孫でなければ、その時点でメシアの候補から外れてしまうからです。時々、「マタイの福音書を読む時には、最初の系図は飛ばしちゃって良いんだよ!」などと、アドバイスをする人がいるようですが、それは間違いなのです。確かに、系図の中に出て来る人物を全員知っている必要はないかもしれませんが、この系図の重要性を知り、「ナザレのイエスはメシアだったのだ!」という、マタイの熱い思いを感じ取ってみましょう!

ライフチャーチ
大谷信道


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