デイリーディボーション 5月11日(月)

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デイリーディボーション 5月11日(月)

2015年5月11日(月)

【通読】
1テサロニケ 2:5-6
5ご存じのとおり、私たちは今まで、へつらいのことばを用いたり、むさぼりの口実を設けたりしたことはありません。神がそのことの証人です。6また、キリストの使徒たちとして権威を主張することもできたのですが、私たちは、あなたがたからも、ほかの人々からも、人からの名誉を受けようとはしませんでした。

【ポイント】
①福音を安売りする誘惑に負けない
私たちは、一人でも多くの人がイエス・キリストを信じるようになることを望んでいます。しかし、現実には、私たちに求められている福音への応答は、イエス・キリストに人生の主導権をお渡しすることです。つまり、イエス・キリストに服従するということですね。罪の最大の特徴は自己中心ですから、原罪を持つ私たちは福音を本能的に拒絶するのです。例えば、主を礼拝する時間を再優先にすること、収入の最初の十分の一を主に捧げるというような、自分の時間とお金の用い方を神様中心にすることに抵抗を覚える人がたくさんいます。(むしろ、そこに抵抗を覚えない人がいたとしたら驚きです。)しかし、この生き方はイスラエルの民、イエス様ご自身、そして弟子たちが神様の御心として、神を愛する具体的な歩みとして大切にしてきたものであることに議論の余地はありません。

ですから、イエス様は福音を受け入れることを「狭い門」(マタイ7:13)と呼び、「金持ちが天の御国に入るのはむずかしいことです。」(マタイ19:22)と教えられました。つまり、イエス様は罪人が悔い改め、キリスト信じることがいかに難しいことであるのかを十分に理解しながらも、それらの人に迎合し福音のメッセージを変えるようなことは絶対にされなかったのです。かえって、「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負い、そしてわたしについて来なさい。自分のいのちを救おうと思う者は、それを失い、わたしのために自分のいのちを失う者は、それを救うのです。」(ルカ9:24-25)と、キリストに従う具体的な姿を明示されているのです。

パウロも、クリスチャンの数、教会の数を増やすだけのために、福音を安売りしたり、水で薄めるようなことはしませんでした。ですから、私たちもそのようなことは絶対にしてはならないのです。イエス様への服従について教えず、ただ「イエス・キリストを信じますか?」という質問に「はい」と答えた人に「あなたはクリスチャンです!」と宣言することが、どれだけ危険で、残酷なことなのかを知る必要があります。相手からの抵抗、反発、拒絶を受けたくないという自分勝手な思い、伝道者としての成績を上げたいという欲望によって、福音を水で薄め、まだキリストに服従していない人をクリスチャンにしてしまうことは、なんとしても避けなければなりません。

私の神学校の伝道学の教授のことばです。「救われている人が、救われていないと勘違いすることは大きな問題ではありません。しかし、救われていない人に救われていると勘違いさせてしまうことは、伝道者として絶対に避けなければならないことなのです。」

【今週の礼拝での聖句】
先週のヨハネ15章9節「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。」を受けてのメッセージです。

イエス様の愛にとどまるために具体的にどのようにしたら良いとイエス様が教えているのでしょうか。

①イエス・キリストの戒めを守る(10節)
「もし、あなたがたがわたしの戒めを守るなら、あなたがたはわたしの愛にとどまるのです。それは、わたしがわたしの父の戒めを守って、わたしの父の愛の中にとどまっているのと同じです。」

②互いに愛し合う:模範はイエス・キリスト(13節)
「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」

③教会・夫婦・親子から始める(17節)
「あなたがたが互いに愛し合うこと、これが、わたしのあなたがたに与える戒めです。」
「あなたがた」とは、イエスの弟子、つまりイエスを主と信じ従っている人達です。
キリストが教えられたのは「博愛精神」ではなく、まずは「キリスト信じる者同士が愛し合う取り組みを続けること」です。

【今週の祈り】
「主よ、あなたが私と深く関わって下さっていることに感謝します。私の我がままや、自分勝手さを知りながら、あきらめずに、忍耐強く関わり続けてくださるあなたの愛に感謝します。どうか、その愛に動かされ、同じ愛をもって兄弟姉妹を愛する歩みを続けさせて下さい。私の家族、私の教会があなたの命令に一致し、同じ約束の中で愛し合う取り組みを続けていく力を与えて下さい。その取り組みの中で、他の人の愛の少なさが気になったら、自分の愛の足りなさこそに目を向ける者として下さい。」

ライフチャーチ牧師
大谷 信道


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