誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。
2015年5月20日(水)
【通読】
1テサロニケ 3:9-10
9私たちの神の御前にあって、あなたがたのことで喜んでいる私たちのこのすべての喜びのために、神にどんな感謝をささげたらよいでしょう。10私たちは、あなたがたの顔を見たい、信仰の不足を補いたいと、昼も夜も熱心に祈っています。
【ポイント】
①昨日の復習
大宣教命令(弟子作り命令)の理解は極めて重要なので、復習しておきましょう。弟子訓練は自分が弟子を作る者になるための訓練であり、自分が弟子になるための訓練だけを意味するものではありません。弟子訓練コースに参加したとしても、あなたが弟子づくりに関わっていなければ、弟子訓練の半分、いやほんの一部しか終えていないことになります。弟子たちの歩みを考えてみましょう。イエス様の訓練を受けたのは約3年で、その後の生涯は弟子づくりに費やされているのです。
それでは、弟子作りに関わるとは、具体的にどのようなことなのでしょうか。その第一歩は、相手の弟子としての成長に責任、コミットメントを持つことです。具体的には、ローカル教会のメンバーとなることです。つまり、メンバーシップ(メンバーとしての責任を負うこと)を持つことが弟子訓練の第一歩なのです。
次のステップは、深く関わることができる小さな集団に身をおくことです。例えば、50人のグループと5人のグループでは、一人の役割の大きさが全然違います。大勢の中では「他の誰かがやってくれるだろう。」という依存心が大きくなり、メンバーシップが育ちにくくなってしまうのです。ですから、ライフチャーチではライフグループを大切にしています。
②兄弟姉妹の信仰の不足のために祈る
3番目のステップは、今日のパウロのことばにある通り、兄弟姉妹の信仰のために祈ることです。あなたは50人の信仰の歩みについて深く理解し、祈ることができるでしょうか。難しいですね。ですから、自分の信仰の歩みの祝福、悩みについてオープンに分ち合い、祈り合うためには、やはり小さなグループが最適なのです。
4番目のステップは、教会全体の歩みのために祈ることです。これも、パウロの姿勢から学ぶことができるポイントです。パウロは、一人ひとりの信仰の状況を知りながら、それを教会全体の課題として見ています。パウロは、一人ひとりの信仰の成長が、その集まりであるキリストのからだである教会の成長として見ているからです。
健全な教会成長のカギは、この4番目の視点を持つことができるメンバーが何人いるかで決まってくると言っても過言ではありません。牧師、宣教師、神学者、神学生が何人、何十人集まったとしても、それだけでは教会が健康さを得ることはできません。その全員がメンバーシップを発揮して、不足を補う働き、祈りに専念しなければ、パウロに与えられている教会のビジョンに近づくことができないのです。
「キリストによって、からだ全体は、一つ一つの部分がその力量にふさわしく働く力により、また、備えられたあらゆる結び目によって、しっかりと組み合わされ、結び合わされ、成長して、愛のうちに建てられるのです。」 (エペソ4:16)
弟子訓練と教会の成長の関係を理解することが出来たでしょうか?
【今週の礼拝での聖句】
(今後フェイスブックにも用いることになりました。)
ヨハネの福音書15章18-27節
イエス様の福音はこの世が喜ぶ、聞こえのよいリップサービスではありません。イエス様は私たちを愛し、私たちがイエス様を一番愛するという関係を求めています。なぜなら、それが私たちに最高の喜び、平安をもたらす唯一の方法であることを、創造主としてご存知だからです。しかし、この福音の本質ゆえに、この世においては、イエス様を一番にすることを拒絶する人、自分ではなく、イエス様を一番にする人を迫害する者が現われます。イエス様はこの事実を明らかにした上で私たちを招いていらっしゃるのです。ですから、私たちも再度、イエス様の福音、イエス様の招きの意味を再確認することから始めましょう。それが最初のポイントです。
①福音の本質を知る→迫害の理由を知る
・神様の愛を知る→神を愛する→神の命令を守る(出エジプト20:6, ヨハネ14:15)
・神の愛を知る→神を愛する→神に従う(マタイ16:24)
・神様の愛を知る→神を愛する→神を一番にする(マタイ6:33)
しかし、この世の人間は
・神の命令を守りたくない-誰の指図も受けたくない
・神に従いたくない-自分の人生は自分で決めたい
・神様を一番にしたくない-自分の欲求を満たすことが人生の最優先事項
②迫害、拒絶を覚悟する
イエス様の福音、真似の本質を理解すれば、迫害、拒絶が不可避であることを分かります。ですから、私たちはイエス様のことばを真摯に受け取り、覚悟する必要があります。
参)ルカ21:16-17
16しかしあなたがたは、両親、兄弟、親族、友人たちにまで裏切られます。中には殺される者もあり、17わたしの名のために、みなの者に憎まれます。
③問題の解決方法は二つに一つ
1. キリストの福音を聞こえの良いもの変えてしまう
残念ながら、人気を得たい、嫌われ者になりなくないという誘惑に負け、こちらを選んでしまっている伝道者、牧師が少なからず存在します。具体的には、「罪の滅び」「悔い改め」「キリストへの服従」「戒めを守る」「自分の十字架を負う」という福音の中心メッセージを語らなければ、聞く人から喜ばれ、自分も嫌われたり、拒絶されることもないのです。しかし、こちらはイエス様の伝道方法とは全く別物なのです。
2.迫害を恐れず、福音をありのまま伝える
今日の聖書の箇所を一言でまとめれば、このようになるでしょう。私たちがイエス様に忠実に従い、教えられたとおりに福音を伝えれば、多くの人から反感を得ることになります。反対に、誰でも喜ぶようなメッセージであったとしたら、それはイエス様の福音ではない可能性が高いのです。この、困難な働きを全うするために、イエス様は聖霊を与えてくださったのです。
使徒1: 8
しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」
ヨハネ15:26-17
26 わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。27 あなたがたもあかしするのです。初めからわたしといっしょにいたからです。
2テモテ4: 2-4
2みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。3というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、4真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。
【今週の祈り】
「主よ、あなたを愛します。あなたを愛することを喜ばない者、あなたに服従することをあざ笑う者がこの世にはたくさんいるようです。しかし、そのような人にも間違いなくあなたの福音が必要なのです。どうか、私たちがあなたの福音を水で薄めたり、聞こえの良いものに変えてしまうような、あなたの十字架を無駄にしてしまうような行為に陥るがないように、続けて聖霊をもって力を与えて下さい。」
ライフチャーチ牧師
大谷 信道