デイリーディボーション 5月21日(木)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 5月21日(木)

2015年5月21日(木)

【通読】
1テサロニケ 3:11-13
11どうか、私たちの父なる神であり、また私たちの主イエスである方ご自身が、私たちの道を開いて、あなたがたのところに行かせてくださいますように。12また、私たちがあなたがたを愛しているように、あなたがたの互いの間の愛を、またすべての人に対する愛を増させ、満ちあふれさせてくださいますように。13また、あなたがたの心を強め、私たちの主イエスがご自分のすべての聖徒とともに再び来られるとき、私たちの父なる神の御前で、聖く、責められるところのない者としてくださいますように。

【ポイント】
パウロの祈りを自分の祈りとするために

①自分の教会に対する役割を明確にする(11節)
このために必要なことは、自分の賜物を知ることです。ライフチャーチの「クラス301」が大きな助けになります。神様の計画に偶然はありません。神様は大宣教命令(礼拝、伝道、交わり、弟子作り、奉仕)という神様の計画のために、私たちを召し、地域協会に招き入れられたのです。教会が自分に何かを与えてくれることを期待して、教会に通い始める人がほとんどですが、その先に神様の偉大な計画があるのです。それは神と人に仕え、与えることです。実は私たちは、与えられる時ではなく、与える時にこそ本当の喜びを感じることができるのです。

私たちが、自分の召しについて知るときに、「キリストのからだである教会の励ましのために何かしたい。」という強い思いが与えられるはずです。そして、それを実践することができるように祈り求めるようになるのです。

②キリストの命令を明確にする(12節)
キリストの私たちに与えられている使命は実にシンプルです。一つ目は①番で確認した大宣教命令(マタイ28章18-20)です。2つ目は、神の愛を受け、その愛を持って神を一番愛し、隣人も愛し続けるということ(マタイ22章35-40節)です。パウロは12節でこの2番めの使命について祈っています。親が子どもたちが愛し合うことを心から願うように、パウロはテサロニケの教会に集められている一人ひとりがキリストの命令を実践し、互いに愛し会い続けて欲しいと願っているのです。

私たちが、自分の召しについて知るときに、「愛し合う群れを形成したい!」という思いが与えられるはずです。結婚するときに「良い夫婦関係を築こう!」、子どもが与えられたときに「良い家庭を作ろう!」という思いが与えられ、そのために自分は何をするべきかを考え、実践に移していくのと同じなのです。「愛のあふれる教会を築こう!」というスローガンは誰でも掲げる事ができます。しかし、「愛のあふれる教会のために自分は何をするべきでしょうか?」と祈り、自らに問いかけることが重要なのです。

③正しい期待を持つ(13節)
パウロの「希望」「励まし」の源はキリストの再臨にありました。パウロの手紙を読めば、彼はこの日、この時のためにすべてを行っていることが明らかです。すべては、キリストの再臨を迎えるための準備であり、地上の使命はその時までの宿題なのです。私たちクリスチャンにとって重大なことがらは、天国に入れるかどうかではありません。それはキリストを信じる者すべてに決して無効にならない約束として与えられているからです。むしろ、私たちにとって重要なのは、従順な弟子、忠誠な天の王国の市民として、イエス様と出会い、与えられた使命、宿題について忠実に行ってきたことを褒めていただくことです。この瞬間に、すべてのキリストのための苦労、苦難が喜びへと変えられるのです。もっと言えば、苦労、苦難が多ければ多い人ほど、再臨のときに与えられる報い、喜びは大きくなるのです。

マタイ5章
11わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。12喜びなさい。喜びおどりなさい。天ではあなたがたの報いは大きいから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々はそのように迫害したのです。

マタイ6章
2だから、施しをするときには、人にほめられたくて会堂や通りで施しをする偽善者たちのように、自分の前でラッパを吹いてはいけません。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。
5また、祈るときには、偽善者たちのようであってはいけません。彼らは、人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのが好きだからです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。
16断食するときには、偽善者たちのようにやつれた顔つきをしてはいけません。彼らは、断食していることが人に見えるようにと、その顔をやつすのです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。

【今週の礼拝での聖句】
(今後フェイスブックにも用いることになりました。)

ヨハネの福音書15章18-27節

イエス様の福音はこの世が喜ぶ、聞こえのよいリップサービスではありません。イエス様は私たちを愛し、私たちがイエス様を一番愛するという関係を求めています。なぜなら、それが私たちに最高の喜び、平安をもたらす唯一の方法であることを、創造主としてご存知だからです。しかし、この福音の本質ゆえに、この世においては、イエス様を一番にすることを拒絶する人、自分ではなく、イエス様を一番にする人を迫害する者が現われます。イエス様はこの事実を明らかにした上で私たちを招いていらっしゃるのです。ですから、私たちも再度、イエス様の福音、イエス様の招きの意味を再確認することから始めましょう。それが最初のポイントです。

①福音の本質を知る→迫害の理由を知る

・神様の愛を知る→神を愛する→神の命令を守る(出エジプト20:6, ヨハネ14:15)
・神の愛を知る→神を愛する→神に従う(マタイ16:24)
・神様の愛を知る→神を愛する→神を一番にする(マタイ6:33)

しかし、この世の人間は
・神の命令を守りたくない-誰の指図も受けたくない
・神に従いたくない-自分の人生は自分で決めたい
・神様を一番にしたくない-自分の欲求を満たすことが人生の最優先事項

②迫害、拒絶を覚悟する
イエス様の福音、真似の本質を理解すれば、迫害、拒絶が不可避であることを分かります。ですから、私たちはイエス様のことばを真摯に受け取り、覚悟する必要があります。

参)ルカ21:16-17
16しかしあなたがたは、両親、兄弟、親族、友人たちにまで裏切られます。中には殺される者もあり、17わたしの名のために、みなの者に憎まれます。

③問題の解決方法は二つに一つ

1. キリストの福音を聞こえの良いもの変えてしまう
残念ながら、人気を得たい、嫌われ者になりなくないという誘惑に負け、こちらを選んでしまっている伝道者、牧師が少なからず存在します。具体的には、「罪の滅び」「悔い改め」「キリストへの服従」「戒めを守る」「自分の十字架を負う」という福音の中心メッセージを語らなければ、聞く人から喜ばれ、自分も嫌われたり、拒絶されることもないのです。しかし、こちらはイエス様の伝道方法とは全く別物なのです。

2.迫害を恐れず、福音をありのまま伝える
今日の聖書の箇所を一言でまとめれば、このようになるでしょう。私たちがイエス様に忠実に従い、教えられたとおりに福音を伝えれば、多くの人から反感を得ることになります。反対に、誰でも喜ぶようなメッセージであったとしたら、それはイエス様の福音ではない可能性が高いのです。この、困難な働きを全うするために、イエス様は聖霊を与えてくださったのです。

使徒1: 8
しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」

ヨハネ15:26-17
26 わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。27あなたがたもあかしするのです。初めからわたしといっしょにいたからです。

2テモテ4: 2-4
2みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。3というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、4真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。

【今週の祈り】
「主よ、あなたを愛します。あなたを愛することを喜ばない者、あなたに服従することをあざ笑う者がこの世にはたくさんいるようです。しかし、そのような人にも間違いなくあなたの福音が必要なのです。どうか、私たちがあなたの福音を水で薄めたり、聞こえの良いものに変えてしまうような、あなたの十字架を無駄にしてしまうような行為に陥るがないように、続けて聖霊をもって力を与えて下さい。」

ライフチャーチ牧師
大谷 信道


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