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2015年5月23日(土)
【通読】
1テサロニケ4:3-6
3神のみこころは、あなたがたが聖くなることです。あなたがたが不品行を避け、4各自わきまえて、自分のからだを、聖く、また尊く保ち、5神を知らない異邦人のように情欲におぼれず、
6また、このようなことで、兄弟を踏みつけたり、欺いたりしないことです。なぜなら、主はこれらすべてのことについて正しくさばかれるからです。これは、私たちが前もってあなたがたに話し、きびしく警告しておいたところです。
【ポイント】
①何を捨てるのか?
キリストを信じ、キリストに新しいいのちを与えられた私たちは、キリストにある新しい生き方を選び取っていくことが求められています。ここで大切なことは、キリストを信じる前は何の問題もなく、当然だと考えていた価値観、ライフスタイルの中に、イエス・キリストのみこころに沿わないものがないか、自らを省みることです。パウロが指摘しているような「不品行」「情欲におぼれること」がないのか、さらに、イエス様が喜ばれないと思われる事柄について考えてみるのです。そして、捨てるべきもののリストを作り、自分の課題を明確にするのです。
②自分の行いが兄弟姉妹を誘惑していないか?
多くの親は、子どもを不必要な誘惑を感じ内容に様々な我慢をします。例えば、親は自分が強い空腹を感じても、食事前にお菓子を食べたりしません。子どもと買い物をしていても、わざとお菓子屋さん、おもちゃ屋さんの前を通らないようにしたりします。それは、子どもに誘惑を与えたり、何かを我慢できないような状況を作ったりすることが、子どもに悪い習慣を付けてしまったり、不必要な葛藤を与えることになってしまうことがあるからです。
クリスチャンとして生き方を変えていくためには、時間がかかることもあります。しかし、課題を明確にせず、捨てるべき習慣だと分かっているのに、その習慣を他の兄弟姉妹の前で行ってしまったり、誘ったりするようなことは絶対に避けなければならないのです。それは、パウロの「きびしく警告しておいたところです。」ということばからも明らかですね。
1コリント 10章
「31こういうわけで、あなたがたは、食べるにも、飲むにも、何をするにも、ただ神の栄光を現わすためにしなさい。32ユダヤ人にも、ギリシヤ人にも、神の教会にも、つまずきを与えないようにしなさい。」
【今週の礼拝での聖句】
(今後フェイスブックにも用いることになりました。)
ヨハネの福音書15章18-27節
イエス様の福音はこの世が喜ぶ、聞こえのよいリップサービスではありません。イエス様は私たちを愛し、私たちがイエス様を一番愛するという関係を求めています。なぜなら、それが私たちに最高の喜び、平安をもたらす唯一の方法であることを、創造主としてご存知だからです。しかし、この福音の本質ゆえに、この世においては、イエス様を一番にすることを拒絶する人、自分ではなく、イエス様を一番にする人を迫害する者が現われます。イエス様はこの事実を明らかにした上で私たちを招いていらっしゃるのです。ですから、私たちも再度、イエス様の福音、イエス様の招きの意味を再確認することから始めましょう。それが最初のポイントです。
①福音の本質を知る→迫害の理由を知る
・神様の愛を知る→神を愛する→神の命令を守る(出エジプト20:6, ヨハネ14:15)
・神の愛を知る→神を愛する→神に従う(マタイ16:24)
・神様の愛を知る→神を愛する→神を一番にする(マタイ6:33)
しかし、この世の人間は
・神の命令を守りたくない-誰の指図も受けたくない
・神に従いたくない-自分の人生は自分で決めたい
・神様を一番にしたくない-自分の欲求を満たすことが人生の最優先事項
②迫害、拒絶を覚悟する
イエス様の福音、真似の本質を理解すれば、迫害、拒絶が不可避であることを分かります。ですから、私たちはイエス様のことばを真摯に受け取り、覚悟する必要があります。
参)ルカ21:16-17
16しかしあなたがたは、両親、兄弟、親族、友人たちにまで裏切られます。中には殺される者もあり、17わたしの名のために、みなの者に憎まれます。
③問題の解決方法は二つに一つ
1. キリストの福音を聞こえの良いもの変えてしまう
残念ながら、人気を得たい、嫌われ者になりなくないという誘惑に負け、こちらを選んでしまっている伝道者、牧師が少なからず存在します。具体的には、「罪の滅び」「悔い改め」「キリストへの服従」「戒めを守る」「自分の十字架を負う」という福音の中心メッセージを語らなければ、聞く人から喜ばれ、自分も嫌われたり、拒絶されることもないのです。しかし、こちらはイエス様の伝道方法とは全く別物なのです。
2.迫害を恐れず、福音をありのまま伝える
今日の聖書の箇所を一言でまとめれば、このようになるでしょう。私たちがイエス様に忠実に従い、教えられたとおりに福音を伝えれば、多くの人から反感を得ることになります。反対に、誰でも喜ぶようなメッセージであったとしたら、それはイエス様の福音ではない可能性が高いのです。この、困難な働きを全うするために、イエス様は聖霊を与えてくださったのです。
使徒1: 8
しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」
ヨハネ15:26-17
26 わたしが父のもとから遣わす助け主、すなわち父から出る真理の御霊が来るとき、その御霊がわたしについてあかしします。27あなたがたもあかしするのです。初めからわたしといっしょにいたからです。
2テモテ4: 2-4
2みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。3というのは、人々が健全な教えに耳を貸そうとせず、自分につごうの良いことを言ってもらうために、気ままな願いをもって、次々に教師たちを自分たちのために寄せ集め、4真理から耳をそむけ、空想話にそれて行くような時代になるからです。
【今週の祈り】
「主よ、あなたを愛します。あなたを愛することを喜ばない者、あなたに服従することをあざ笑う者がこの世にはたくさんいるようです。しかし、そのような人にも間違いなくあなたの福音が必要なのです。どうか、私たちがあなたの福音を水で薄めたり、聞こえの良いものに変えてしまうような、あなたの十字架を無駄にしてしまうような行為に陥るがないように、続けて聖霊をもって力を与えて下さい。」
ライフチャーチ牧師
大谷 信道