デイリーディボーション 5月25日(木)

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デイリーディボーション 5月25日(木)

2017年5月25日(木)

【通読】
マタイの福音書 6:5-8
5また、祈るときには、偽善者たちのようであってはいけません。彼らは、人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのが好きだからです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。6あなたは、祈るときには自分の奥まった部屋に入りなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。7また、祈るとき、異邦人のように同じことばを、ただくり返してはいけません。彼らはことば数が多ければ聞かれると思っているのです。8だから、彼らのまねをしてはいけません。あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。

【ポイント】
①流暢に祈りたいですか?
他のクリスチャンが立て板に水的な祈り方をしているのを見て羨ましく思ったことはないでしょうか。流暢な祈り方ができるようになること、豊富なクリスチャン用語を散りばめて祈れるようになること、クリスチャンの成長の一つだと考えている人もいることでしょう。しかし、今日のイエス様の祈りについての教えを一度でも読めば、そのようなイメージが間違いであることに気がつくことでしょう。さらに、多くのクリスチャンが、今日のイエス様の教えを無視し、イエス様の言うところの「偽善者」のような祈り方に陥ってしまっていることにも気がつくことでしょう。

イエス様は「偽善者」の根本的な問題については「人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのが好き」と指摘しています。個人の祈りでも、教会などの公の場での祈りでも、その聞き手は、人間ではなく神様です。「人に聞かせよう。」という思いが入り込んだ瞬間から、「より流暢に」とか「より多くのクリスチャン用語で」などと考えるようになり、ここでの「偽善者」のような祈りに変わってしまうのです。

②祈りは生きた神様との会話
神様は生きておられ、私たちの祈りをその場で聞いて下さいます。6節の「隠れた所で見ておられるあなたの父」とは、神様が逃げ隠れしているという意味ではありません。神様はあなたのプライベートなスペースに一緒にいてくださるという意味です。誰かと大切な会話をする時に、わざわざ大通りに出ていく人はいません。その人と二人きりでしっかりと話ができる場所を探すものです。イエス様は、神様との会話である祈りについても同じであること教えられているのです。

さらに、イエス様は「異邦人のように同じことばを、ただくり返し」たり、「ことば数」を多くしたり(7節)する必要がない理由を「あなたがたの父なる神は、あなたがたがお願いする先に、あなたがたに必要なものを知っておられるからです。」(8節)と教えられています。驚くべき事実です。祈りを聞いてもらうために熱狂的な祈りをささげる必要はないのです。

③カルト宗教ではない
あなたがカルト宗教に入信したのであれば、教祖、先輩信者の真似をして「カルトっぽさ」を熱心に追求すれば良いことでしょう。しかし、イエス様をキリストと信じているのであれば、誰か他のクリスチャンの真似をするのではなく、イエス様の祈りについての教えに忠実に聞き従うべきです。つまり、大切な人と真剣に会話をするように、神様に語りかければ良いのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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