デイリーディボーション 5月5日(金)

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デイリーディボーション 5月5日(金)

2017年5月5日(金)

【通読】
マタイの福音書 4:1-4
1さて、イエスは、悪魔の試みを受けるため、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。2そして、四十日四十夜断食したあとで、空腹を覚えられた。3すると、試みる者が近づいて来て言った。「あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい。」4イエスは答えて言われた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる』と書いてある。」

【ポイント】
①悪魔の手口を知る
悪魔の誘惑の手口を知ることの重要さについてはこれまで何度も触れてきました。悪魔は大変狡猾ですが、私たち人間の弱点は非常に単純なものであるので、その攻撃方法もそれほど複雑なものではないと思います。ですから、イエス様が荒野で受けた誘惑からも、悪魔の典型的な手口を知ることができるのです。

悪魔はイエス様が「空腹を覚えられた」時に、最初の攻撃を始めます。聖書を見ると、人間が空腹に苦しむ理由、肉体を維持するために汗水たらして働かなくてはならない理由は、アダムとエバが神様のみことばを無視し善悪の知識の木の実を食べ、楽園から追放されたことにあります。つまり、アダムのエバが罪を犯した結果として、私たち人間は空腹の恐怖、さらに死の恐怖の中で生きることになったのです。

現代人は、職業に「自分の夢」、「自己実現」、「自分の使命」などを見つけ、毎日働く意義を見出そうとします。しかし、私たちが働く一番の理由は、死なないためです。日々の糧を得て、肉体を維持していくために働くのです。

このように考えると、私たちの食べなければ死んでしまうという状況は、自分の肉体の奴隷状態と同じであると言えます。ですから、私たちは日々の糧を得るために、仕事をすることが人生の最優先事項であることが当然だと思い込んでいるのです。

イエス様の肉体も四十日間の断食のため、死と隣合わせの状況であったことが推察できます。イエス様の肉体は、「どのような手段を用いてでも食べものを得なければならない」という信号を発していたことでしょう。神の子として、石をパンに変える力を持っていたイエス様は、その力を使えば簡単にパンを手に入れることができたわけですから、その誘惑の強さは普通の人間の何番もの強さだったことでしょう。

しかし、イエス様はアダムとエバのように罪を犯すことをしなかったのです。イエス様は、神様のみことばを守ることが私たちの最優先事項であることを改めて教えられ、実践されたのです。パンを食べることによって一時的に肉体の生命をつなぐことよりも、神様のみことばを信頼し続けることが重要であると教えられたのです。一つのパンのために、魂を悪魔に売り渡すようなことを拒絶されたのです。

私たちも、イエス様と同じ誘惑に日々さらされています。そして、最優先事項を間違ってしまうことがあります。しかし、悪魔の誘惑に勝利されたイエス様は、このように約束されています。

「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイ6:33)

ライフチャーチ
大谷信道


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