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2017年5月6日(土)
【通読】
マタイの福音書 4:5-7
5すると、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の頂に立たせて、6言った。「あなたが神の子なら、下に身を投げてみなさい。『神は御使いたちに命じて、その手にあなたをささえさせ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにされる』と書いてありますから。」7イエスは言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない』とも書いてある。」
【ポイント】
①悪魔は聖書のみことばも用いる
今日の箇所も「悪魔の誘惑の手口を知る」という観点から見てみましょう。悪魔の狡猾さで最も注意が必要な点は、悪魔は神様のふりをするということです。今日の箇所では、悪魔は詩篇91篇11-12節を引用しています。「11まことに主は、あなたのために、御使いたちに命じて、すべての道で、あなたを守るようにされる。12彼らは、その手で、あなたをささえ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにする。」
悪魔の言葉、聖書の引用はいかにも正しいことのように聞こえますが、実際にはそうではありません。なぜなら、私たちが本当に神様の守り、導きを信じているのであれば、それを試す必要はないからです。もし、イエス様が御使いが助けてくれるかどうか試すために神殿から飛び降りたとしたら、その行為の背景には「疑い」があることになります。神様から100%助けてもらえる確信を持っていれば、試す必要はないのです。しかも、「神殿から飛び降りる」という、イエス様の使命とは一切関係のない行為を行なうということ自体が、神様の前では全く無意味な行為なのです。
②今日の箇所で明らかになったこと
今日の箇所で、イエス様が天の父を100%信頼していることが分かります。昨日の箇所のポイントも同じです。悪魔はイエス様を誘惑しようと考えたのですが、イエス様は逆に、この出来事を利用し、神様を信頼している者、神様に人生を委ねている者の姿を模範として示されたのです。
「よし、今日も神様は共にいてくださるから大丈夫!」「神様が必ず問題を解決してくれるから大丈夫!」と信じている人は、それを試すために宝くじを買ってみたり、ギャンブルで運試しをしたりする必要はありません。神様から与えられた人生を、神様の栄光のために歩んで行けば良いのです。
ライフチャーチ
大谷信道