デイリーディボーション　5月9日（土）

デイリーディボーション　5月9日（土）

2015年5月9日（土）

【通読】
1テサロニケ　2:3-4
3私たちの勧めは、迷いや不純な心から出ているものではなく、だましごとでもありません。4私たちは神に認められて福音をゆだねられた者ですから、それにふさわしく、人を喜ばせようとしてではなく、私たちの心をお調べになる神を喜ばせようとして語るのです。

【ポイント】
①福音に確信と自信を持つ
パウロの宣言を再度確認しましょう。「私たちの勧めは、迷いや不純な心から出ているものではなく、だましごとでもありません。」ここで、私たちも自らを確認してみましょう。もし、イエス・キリストの復活にについて確信がなく、「イエスは本当は神ではないのではないか？」という迷いを持っていることはないでしょうか。また、ある異端、新興宗教のように「献金額を増やし、教祖に喜ばれるために、または、自分の救いを確かにするため、自分の伝道の成績を挙げ、教団内での地位を上げるため、などといった自分のメリットのために勧誘活動を続けていることはないでしょうか。さらに、自分がイエス・キリストの福音に確信がなく、伝動していても人を騙しているような感覚にとらわれてしまうことはないでしょうか。パウロは、そのような心配、不安は一切必要ないと宣言し、テサロニケのクリスチャン、そして現代に生きる私たちに大きな励ましを与えているのです。

もし、福音に不安があるのであれば、絶対にそれを放置してはなりません。疑うのであれば、徹底的に疑って見てください。数えきれないほどの研究者が聖書の内容を検証し、その結論を論文や本としてまとめています。そもそも、福音書も手紙も、きちんと読めば、ナザレのイエスが神の子であり、神であるということを論証しようとしている、証言集であることが分かります。自分の罪の赦し、天国に行ける約束を切望しながら、イエスが本当に罪を赦す権威を持っているのか、私たちに永遠のいのちを与え、天国に導く力を持っているのかについて曖昧にしておいてはならないのです。この確信を得ないまま、信仰生活を続けていると、その歩みはいつも不安定で、確信からくる本当の喜びを体験することができません。人によっては、自分の努力、善行などを積んで天国に行ける確信を深めようとする律法主義に陥っていくこともあるでしょう。

私は、確信の中で最も重要なポイントは「イエスの復活」だと考えています。もちろん、聖書のすべてが重要であることは言うまでもないのですが、ナザレ出身のイエスが、本当に救い主、神の子、そして神であるという最大の証拠はイエスの復活にあるのです。もし、イエスの復活が嘘であれば、彼が語ったことはすべて嘘になります。しかし、イエスの復活が本当であれば、彼のことば、行いのすべてが真実なものであると受け入れるざるを得ないのです。後は、私たちがそのイエスを自分の人生の主、支配者として受け入れ、服従するかどうかにかかってきます。イエス様の愛を知れば、その決断は、最も合理的であり、私たちの幸せにとって最善の選択であることが分かるはずです。パウロはこの確信の中から、奥すること無くイエス・キリストの福音を伝え続けたのです。私たちも、その歩みに続こうではありませんか！

【今週の礼拝での聖句】
中心聖句：ヨハネ15章9節
「父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛の中にとどまりなさい。」

みなさんは、この箇所を読むときに「ああ、またぶどうの木のたとえか」と、すでに分かっているような気持ちになることはないでしょうか。この「わかったつもり」は、私たちがみことばの力を体験し続けること、クリスチャンとしての成長し続けることの大きな障害となります。私たちは、本当にキリストにつながっているでしょうか。キリストにつながる喜びを体験しているでしょうか。夫婦関係、親子関係、その他の人間関係の中で豊かな実を結んでいることを実感しているでしょうか。「わかっているつもり」にならず、常に新しい思いで、キリストにつながり、愛の中にどどまる取り組みを続けていきましょう！

日々のディボーションも、キリストにつながり、キリストとの関係を深めているために大変役立ちます。そのほか、忙しい日々の中で、キリストを主とし、キリストとの深い交わりを続けていくために何ができるのかを考え、実践してみましょう。

【今週の祈り】
「主よ、あなたの愛の中にとどまるとき、私の抱えている思い煩い、不安、孤独などのすべての問題が、大きな問題では無くなってしまうと信じます。今日も、あなたにつながり、あなたの愛の中にとどまります。続けて、豊かな実を結ぶことができるように、私を導いて下さい。」

ライフチャーチ牧師
大谷　信道