誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。
2015年6月18(木)
【通読】
2テサロニケ 1:5-7
5このことは、あなたがたを神の国にふさわしい者とするため、神の正しいさばきを示すしるしであって、あなたがたが苦しみを受けているのは、この神の国のためです。6つまり、あなたがたを苦しめる者には、報いとして苦しみを与え、7苦しめられているあなたがたには、私たちとともに、報いとして安息を与えてくださることは、神にとって正しいことなのです。そのことは、主イエスが、炎の中に、力ある御使いたちを従えて天から現われるときに起こります。
【ポイント】
①若い人は要注意
私自身のことを振り返ると、10代から20代までは自分の死を現実的なものとして考えることはほとんどなかったと思います。その理由は、自分の両親、兄弟、結婚後は妻、娘など、いっしょに生活をしている人の死を経験していなかったこと、自分の肉体が健康であったため、まだ死ぬことはないと考えていたため、さらに、まだ地上で様々な経験をしてみたいという思いが強く、まだ死にたくないと考えていたためだと思います。特に、最後の「まだやりたいことがたくさんあるので死にたくない」という理由は大変大きなものだったと思います。もしかすると、若い人に限らず、自分の肉体のいのちが尽きることによって、またはキリストの再臨によって自分の地上での人生が終わりになることが嫌だと思っている人は多いのではないでしょうか。
しかし、私たちクリスチャンが与えられている人生観は「死んだら終わり」というものではありません。この世の艱難は肉体の死、またはキリストの再臨によって終わり、その後に、いよいよ本当の幸せ、喜び、慰め、平安の中に入れられるのです。これが、キリストを信じる者に与えられている真の希望なのです。もし、あなたが天上で与えられる喜びよりも、地上で受ける喜びを期待しているとしたら、自分が聖書が教えているのとは違う人生観、価値観、パウロがおしている希望とは違う希望を持ちながら生きていることに気がつく必要があります。自分の経験からすると、特に若人は要注意なのです。
②地上のことだけを考えていると、イエス様のメッセージの大半は意味を成さなくなる
これまで何度も引用していますが、マタイ5章の「山上の教え」を見てみましょう。地上の祝福、繁栄だけしか求めていない人には、ほとんど意味をなさないメッセージです。反対に、天上での祝福を期待し、地上での苦しみを忍耐しながら歩んでいる人には、なんと大きな励ましのメッセージとなるでしょうか。「山上の教え」は、自分がキリストの御心に沿って歩んでいるかどうかを試す、リトマス試験紙のようなものかもしれません。
3「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。
4悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。
5柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐから。
6義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるから。
7あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから。
8心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから。
9平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。
10義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。
11わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。
12喜びなさい。喜びおどりなさい。天ではあなたがたの報いは大きいから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々はそのように迫害したのです。
【今週のメッセージ】
コロサイ人への手紙 3:12-17
「神の家族形成に関わる」
私たちは、キリストの愛を受け取り、その愛を持って神を愛し、隣人を愛し続けるという生き方に招かれています。なぜなら、キリストを信じるとは、キリストを愛し、その戒めに従うことを意味しているからです。それでは、私たちはどこでこの戒めを実践していくのでしょうか。それは教会です。別の言い方をすれば、キリストを愛をもって互いに愛し合い、赦し合う約束をもって集まっている人々の群れが教会なのです。
①私たちは、キリストのからだの建て上げに召されている
エペソ4: 1-3
1 さて、主の囚人である私はあなたがたに勧めます。召されたあなたがたは、その召しにふさわしく歩みなさい。2謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍び合い、3平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。
残念ながら、多くのクリスチャンが①のキリストからの招きを理解せず、自分の利益を求め信仰生活を続けているいるのです。そこで、②番目のポイントです。
②自分の利益のための信仰生活(夫婦・子育て)はうまく行かなくなることを知る
ヤコブ4:1-3
1何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。2あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです。3願っても受けられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。
そこで、私たちはキリストの招きについて知り、その具体的な姿を聖書から学ぶことが重要なのです。
パウロのことばから、私たち、キリストに召されている者が取り組むべき事柄を確認しましょう。
1.互いに忍び合いなさい(13節)
2.互いに赦し合いなさい(13節)
3.キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、
4.知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、
5.詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。(16節)
これらを実践する最高の形が、教会のスモールグループなのです。
③教会のスモールグループはキリストの召しの実践の最高の場
特に、4番を見てみましょう。互いに教えあうこと、互いに戒め合うことは、100人のグループでは不可能です。20人でも難しいかもしれません。つまり、パウロの思い描いている教会の姿は、決して大きなグループではないのです。大きな教会が良い教会であると勘違いしている人がいるようですが、もし、ここではっきりと記さている事柄実践できていないとしたら、決して良い教会とは言えないのです。反対に、せっかく少人数の教会であっても、互いに教え合い、戒め合う事に熱心でなければ、聖書に忠実な教会とは言えません。
私たちライフチャーチにあっては、キリストのみことばに忠実な教会を目指して行こうではありませんか。なぜなら、そこに大きな祝福、平安があるからです。
コロサイ3:15
キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。
ライフチャーチ 牧師
大谷信道