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2017年6月24日(土)
【通読】
マタイの福音書 9:35-38
35それから、イエスは、すべての町や村を巡って、会堂で教え、御国の福音を宣べ伝え、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやされた。36また、群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた。37そのとき、弟子たちに言われた。「収穫は多いが、働き手が少ない。38だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。」
【ポイント】
①この世の現実を直視する
35節に「また、群衆を見て、羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている彼らをかわいそうに思われた。」とあります。このイエス様の視点を私たちは共有しているでしょうか。自分たちの周りには、活動的、積極的な人、自分の夢を順調に実現している人、羨ましいと、嫉妬さえ覚える人がいるかもしれません。しかし、私たちはどのように輝かしく、成功している人を見ても、羊飼いであるイエス・キリストに愛されている私たちのほうが大きな幸せを与えられているという事実を見失ってはなりません。そして、自分よりもずっと幸せそうに見える人でも、イエス・キリストを知らない人の内面は「羊飼いのない羊のように弱り果てて倒れている」という霊的な事実を見失ってはならないのです。
確かに、悩みや苦しみを抱えている人のほうが、イエス様の福音を伝えやすいと感じるものです。しかし、人生を順調に進んでいるように見える人、人間的なタフさを持っているように見える人、情緒的に安定しているように見える人も、イエス様から見れば、霊的に弱り、飢え乾いている羊のようであることを覚えておきましょう。つまり、イエス様の福音が必要ない人など誰もいないということです。
イエス様の視点で周囲を見渡してみましょう。イエス様を知らない人たちを、羊飼いのいない弱り果て倒れている羊として見てみましょう。その時に、イエス様の福音を伝えたいという思いが湧き上がってきたり、その人のために祈りたくなるはずです。
ライフチャーチ
大谷信道