デイリーディボーション 6月30日(金)

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デイリーディボーション 6月30日(金)

2017年6月30日(金)

【通読】
マタイの福音書 10:26-27
26だから、彼らを恐れてはいけません。おおわれているもので、現わされないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはありません。27わたしが暗やみであなたがたに話すことを明るみで言いなさい。また、あなたがたが耳もとで聞くことを屋上で言い広めなさい。

【ポイント】
①「恐れてはいけません」
もう一度、全体の文脈を見てみましょう。10章にはイエス様が12弟子に権威を授け、彼らを福音を伝える働きのために派遣されようとしている場面が記録されています。イエス様は16節で「いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。ですから、蛇のようにさとく、鳩のようにすなおでありなさい。」と語られ、続けて迫害の予告をされました。

その中にあって、イエス様は、今日の箇所を含め、何度も弟子たちを励まされています。これらの励ましは、明確な迫害がない今日においても、イエス様に従うことによって様々な試練に遭遇する私たちに対する励ましでもあるのです。

最初の励ましは、19節の「人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配するには及びません。話すべきことは、そのとき示されるからです。」というものです。何を語るべきか、何をするべきなのかは聖霊が教えてくれるという約束です。2番めの励ましは、26節の「だから、彼らを恐れてはいけません。」というものです。恐れる必要がないという根拠は昨日の24-25節に記されていました。つまり、イエス様が私たちの「師」「主人」として私たちを守って下さるという約束です。3番目の約束は明日の箇所となります。

私たちはイエス・キリストを中心として生きていく決心をし、その歩みを始めると、その信仰ゆえに様々な困難や葛藤に直面する可能性があります。その困難は、イエス様の信じる前に覚えていた、罪責感、死への恐怖、自己中心から生じる争い、妬みなどの問題とは全く質の違うものです。私たちは、イエス様を信じることによって、これらの困難から解放されていくのです。しかし、イエス様を信じることによって、この世にある矛盾、偽善、欺瞞などの人間の罪深さについて以前よりも敏感に気づくようになりますし、それらと戦うことによって衝突が生じることもあるのです。

そこで、イエス様は弟子たち(私たち)に励ましを与えてくださっているのです。それは、イエス様は常に私たちと親し接し、教え、愛して下さっているということなのです。そして、イエス様は十字架によって、これらの励ましの約束が真実であることを証明されたのです。

「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」(ヨハネ15:13)

ライフチャーチ
大谷信道


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