誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。
2017年7月1日(土)
【通読】
マタイの福音書 10:28-32
28からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。29二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。30また、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。31だから恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。32ですから、わたしを人の前で認める者はみな、わたしも、天におられるわたしの父の前でその人を認めます。
【ポイント】
①「恐れてはいけません」その2
イエス・キリストを信じる者に与えられる祝福の一つは「恐れからの解放」です。今日の箇所では、イエス様は伝道の際に遭遇する迫害を恐れる必要がないことを教えられています。日本に暮らす私たちがイエス様を信じているとい理由で命の危険さらされるようなことはほとんどありません。しかし、信仰決心をするときに「家族からの反対を受けるのではないか?」とか、イエス様の福音を伝えるときに「相手との関係が壊れてしまうのではないか」とか、または、イエス様のみことば実践しようと思う時に、「周りの人からいい子ぶっていると思われるのではないか?」などと、周囲の人たちの反応、周囲の人達の目に対して恐れを感じる人は多少なくないと思います。
それだけでなく、大きな困難にぶつかったときなどに「本当に神様はいるのだろうか?」「もう信じるのをやめてしまおうか。」などと信仰が揺るがされることもあることでしょう。つまり、迫害を受ける人が追いやられるのと同じような精神状態になることがあるということです。
そのような私たちに、イエス様は「からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。」という励ましを与えてくださっているのです。
②イエス様への信頼が人生を変える
先日、礼拝の中でも学んがポイントです。多くのクリスチャンは精神的に調子が良いときは「神様大好き!」「信仰も絶好調」、精神的にまいっているときには「神様を近く感じられない」「信仰が揺らいでいる」というような不安定な信仰の歩みをしているようです。その不安定の原因は、「自分の気分を中心に生きていること」です。自分の気分の上がり下がりが、自分の信仰の上がり下がりと直結していると思い込んでいるのです。
そこで、気分の上がり下がりに翻弄されている人は、「イエス様の約束によって生きる」ことを学ぶ必要があります。つまり、自分の気持ちがどのように変化しようが、神様の愛、イエス様の愛は決して変わることがないという約束(真理)をベースにして生きることを学ぶのです。
今日の箇所に見ることができる神様についての約束(真理)は「また、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。」、そして「わたしを人の前で認める者はみな、わたしも、天におられるわたしの父の前でその人を認めます。」というものです。私たちの心がどのような状態にあろうと、この約束は変わることはありません。また、イエス様の約束が変わることがないと信じるのです。
コロコロと変わってしまう自分の心に対し「イエス様の約束は変わることがないんだよ!」「イエス様の約束を信じるんだよ!」と言い聞かせるのです。信仰を働かせること、信仰によって生きるとはそういうことなのです。
ライフチャーチ
大谷信道