デイリーディボーション 7月8日(土)

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デイリーディボーション 7月8日(土)

2017年7月8日(土)

【通読】
マタイの福音書 11:11-15
11まことに、あなたがたに告げます。女から生まれた者の中で、バプテスマのヨハネよりすぐれた人は出ませんでした。しかも、天の御国の一番小さい者でも、彼より偉大です。12バプテスマのヨハネの日以来今日まで、天の御国は激しく攻められています。そして、激しく攻める者たちがそれを奪い取っています。13ヨハネに至るまで、すべての預言者たちと律法とが預言をしたのです。14あなたがたが進んで受け入れるなら、実はこの人こそ、きたるべきエリヤなのです。15耳のある者は聞きなさい。

【ポイント】
①バプテスマのヨハネは偉大な者、しかし・・・。
イエス様は、バプテスマのヨハネはメシアではなく、ご自身がそうであることを示されました。しかし、イエス様は、バプテスマのヨハネは敵対関係、ライバル関係にあるものではなく、ご自分の道を備える役割が与えられている者であったことを明らかにされました。

今日の箇所では、イエス様は続けてバプテスマのヨハネが何もであったのかを説明しています。11節では、バプテスマのヨハネほど「すぐれた人」がいなかったと説明されています。「すぐれた人」とは、神様、律法、その御心に対してバプテスマのヨハネほど忠実な者はいなかったという意味でしょう。

さらに、13節でイエス様は、バプテスマのヨハネは最後の預言者であったと説明されています。しかも、バプテスマのヨハネは人々を悔い改めに導き、イエス・キリストへの信仰のための準備をさせるという、律法と預言の仕上げのような働きをしたわけです。

14節にある「きたるべきエリヤ」という説明には注意が必要です。イエス様はバプテスマのヨハネが「エリヤの生まれ変わり」と言っているわけではありません。イエス様の真意は先の10節で既に説明されています。「この人こそ、『見よ、わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を、あなたの前に備えさせよう。』と書かれているその人です。」このことばはマラキ書の引用です。「『見よ。わたしは、わたしの使者を遣わす。彼はわたしの前に道を整える。あなたがたが尋ね求めている主が、突然、その神殿に来る。あなたがたが望んでいる契約の使者が、見よ、来ている』と万軍の主は仰せられる。」(マラキ3:1)

この「わたしの前に道を整える」人物が「エリヤ(のような人物)」であることが、マラキ書の一番最後に記されています。「5見よ。わたしは、主の大いなる恐ろしい日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。6彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、のろいでこの地を打ち滅ぼさないためだ。」(マラキ4:5-6)ちなみに、この箇所は旧約聖書39巻の一番最後の最後の預言です。

旧約聖書の一番最後に記されている預言は、神様がバプテスマのヨハネを立てられたことで成就しました。バプテスマのヨハネは新約聖書に出て来る人物ですが、厳密に考えるとバプテスマのヨハネは旧約時代の最終ページであり、イエス・キリストこそが新約時代の最初のページなわけです。

ライフチャーチ
大谷信道


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