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2017年8月8日(火)
【通読】
マタイの福音書 14:1-5
1そのころ、国主ヘロデは、イエスのうわさを聞いて、2侍従たちに言った。「あれはバプテスマのヨハネだ。ヨハネが死人の中からよみがえったのだ。だから、あんな力が彼のうちに働いているのだ。」3実は、このヘロデは、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤのことで、ヨハネを捕らえて縛り、牢に入れたのであった。4それは、ヨハネが彼に、「あなたが彼女をめとるのは不法です」と言い張ったからである。5ヘロデはヨハネを殺したかったが、群衆を恐れた。というのは、彼らはヨハネを預言者と認めていたからである。
【ポイント】
①時代の違いを知る
バプテスマのヨハネは、ヘロデの結婚が律法に反していることを直言し、結果的に処刑されてしまいました。イエス様の時代が、為政者を公に批判するとそれだけで逮捕されたり、処刑されてしまう時代であったことを忘れてはなりません。イエス様と弟子たちはそのような危険の中で伝道し、人々もイエス様を信じ、従っていたのです。現代のクリスチャンの中には、イエス様が地上にいる間は、イエス様から直接みことば聞いたり、イエス様の「しるし」を目撃できたのだから、イエス様を信じやすい状況にあったと考える人もいることでしょう。しかし、イエス様を信じ、従う代償として、逮捕や処刑の可能性があったという事実も忘れてはならないのです。
それでは、現代の日本では迫害などの危険がないにもかかわらず、なぜイエス様をキリストとして信じる人の数が少ないのでしょうか。非常に大きなテーマですが、福音宣教の働きが委ねられている私たちクリスチャン全員が真剣に、そして丁寧に考えるべきテーマでもあります。というのも、イエス様を信じない理由は人によって様々だからです。実際、未信者の方が10人いれば、10通りの理由があるかもしれません。ですから、単純な解決策はないのです。
しかし、私たちの家族や友人に様々な方法でイエス様の福音を伝え続けることはできるはずです。私たちが「人間をとる漁師」(マタイ4:19)だとすれば、実際の漁師さんたちが日々創意工夫を凝らし、一匹でも多くの魚を取る努力をしているのと同じことをする必要があるからです。しかも、様々な方法を試したとしても、現代の日本では逮捕されることもないのです。
ライフチャーチ
大谷信道