デイリーディボーション 1月10日(金)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 1月10日(金)

2020年1月10日(金)
テサロニケ人への手紙 第一 3:4-5 4あなたがたのところにいたとき、私たちは苦難に会うようになる、と前もって言っておいたのですが、それが、ご承知のとおり、はたして事実となったのです。5そういうわけで、私も、あれ以上はがまんができず、また誘惑者があなたがたを誘惑して、私たちの労苦がむだになるようなことがあってはいけないと思って、あなたがたの信仰を知るために、彼を遣わしたのです。
【ポイント】 ①「たちの労苦がむだになるようなことがあってはいけない」 パウロの「私たちの労苦がむだになるようなことがあってはいけない」とはどういう意味でしょう。パウロの働きのゴールが「個人の救い」だけであれば、その働きが無駄になることは決してありません。何人たりとも、人から救いを奪い去ることはできませんから、伝道の働き、その結実である救いは消え去ることも、無駄になることもあり得ないからです。たとえ個人を救いに導くことが出来なくても、みことば(福音)の種を残すこともできるのです。
昨日も学んだ通り、パウロの心配は「教会の消滅」です。イエス様は最初に12人を弟子として育てられました。そして、その弟子たちに「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。」(マタイ28:19)と命令されました。そのプロセスは、マタイ28章の19-20節を見れば明らかです。19節の続きは「そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け」です。「バプテスマ」という一言には、人々に福音を伝え、イエス様を信じる信仰に導き、救われたものを兄弟姉妹として受け入れ、群れを形成するという意味が含まれています(当時のユダヤ人にはその一言で十分理解できたのです)。さらに、救われた者の群れの中では「また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。」という「教え&学び」が命令されています。しかし、多くのユダヤ人には個人的な学びではなく「シナゴーグ(会堂)での礼拝」を思い起こさせる命令であったと思われます。実際、イエス様やパウロの「教え」の重要な場所はシナゴーグでした。前置きが長くなりましたが、イエス様の大宣教命令は、「伝道」だけでも、「弟子訓練」だけでもなく、「教会形成」の命令だったということです。ですから、「伝道」や「弟子訓練」がうまく行ったかのように思えても、健全な教会が形成されなかったとしたら、教会が分裂したり、消滅してしまえば、それらの労苦は無駄になってしまうのです。
パウロはイエス様のビジョンを正確に理解していました。教会形成というイエス様から与えられたゴールにむかって走り続けていたのです。あなたは、イエス様のビジョンを理解し、与えられたゴールに向かって歩んでいますか。イエス様の計画に参加し、貢献していますか。神の同労者として、天の御国に迎えられる準備をしているでしょうか。
ライフチャーチ 大谷 信道


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