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2021年1月11日(月)
ペテロの手紙第一 4:7-9 7万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい。8何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪をおおうからです。9つぶやかないで、互いに親切にもてなし合いなさい。
【ポイント】 ①常にキーワードは「愛すること」 キリスト教は「救い教(救いを得るための教え)」ではありません。キリスト教(聖書)が教えている救いとは、ヨハネ3章16節に代表されるように、「神様の愛を知ること」であり「神様との愛の関係を築くこと」なのです。「そこには悔い改めが入っていないではないか!」と思われる方もいると思います。しかし、神様を愛するという決意は、神様との関係を他の何よりも大切にする決意であり、自分の欲求、欲望、自己中心などを一番にするという罪に身を任せる生き方との決別を意味しているのです。
さらに、キリスト教の倫理的な教えは「○○してはならない」という無数の律法、戒律の教えではなく、「神を愛すること」そして「隣人を愛すること」の2点しかありません(マタイ22:36-40)。なぜなら、上でも説明したように、私たちが神様を愛すること、隣人を愛することに熱心に取り組めば、不純な動機から自分の欲求を満たす機会が無くなって行くからです。参考のために出エジプト記の十戒を下に載せておきます。イエス様が教えられた通り、すべて「神を愛すること」そして「隣人を愛すること」に集約できることが分かりますね。
さらに、さらに、ここで私たちが気が付かなければならないポイントは、「〇〇してはならない」という戒律には「愛」がなくても形だけで行えてしまうという欠点があることです。また、律法の抜け道を探し「これは書かれていないから律法を破ったことにはなりません!」などと言い出す人も出てきてしまいます。これに対し、愛の命令は律法に書かれている事、書かれていないことのすべてを網羅することができます。そして「これは神様(隣人)を愛することになっているのかな?」と自分で考え、自分で神様を愛する行動を選び取っていくこともできるのです。これが、今日の「愛は多くの罪をおおうからです」というメッセージなのではないでしょうか。
でい出エジプト記19章2-17節 2「わたしは、あなたをエジプトの国、奴隷の家から連れ出した、あなたの神、主である。3あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。4あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。上の天にあるものでも、下の地にあるものでも、地の下の水の中にあるものでも、どんな形をも造ってはならない。5それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。あなたの神、主であるわたしは、ねたむ神、わたしを憎む者には、父の咎を子に報い、三代、四代にまで及ぼし、6わたしを愛し、わたしの命令を守る者には、恵みを千代にまで施すからである。7あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。主は、御名をみだりに唱える者を、罰せずにはおかない。8安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。9六日間、働いて、あなたのすべての仕事をしなければならない。10しかし七日目は、あなたの神、主の安息である。あなたはどんな仕事もしてはならない。――あなたも、あなたの息子、娘、それにあなたの男奴隷や女奴隷、家畜、また、あなたの町囲みの中にいる在留異国人も――11それは主が六日のうちに、天と地と海、またそれらの中にいるすべてのものを造り、七日目に休まれたからである。それゆえ、主は安息日を祝福し、これを聖なるものと宣言された。12あなたの父と母を敬え。あなたの神、主が与えようとしておられる地で、あなたの齢が長くなるためである。13殺してはならない。14姦淫してはならない。15盗んではならない。16あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。17あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」
ライフチャーチ 大谷信道