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2024年1月17日(水)
【今日のみことば】 コリント人への手紙第一 6:14-17 14神は主をよみがえらせましたが、その御力によって私たちをもよみがえらせてくださいます。15あなたがたのからだはキリストのからだの一部であることを、知らないのですか。キリストのからだを取って遊女のからだとするのですか。そんなことは絶対に許されません。16遊女と交われば、一つからだになることを知らないのですか。「ふたりは一体となる」と言われているからです。17しかし、主と交われば、一つ霊となるのです。
【ポイント】 ①主と交わり、一つとなることの重要性を知る 17節の「主と交われば、一つ霊となるのです。」というパウロのことばは具体的に何を指しているのでしょうか。この点を明らかにしないと、私たちにとってこの前後のパウロのことばは「不品行を避けなさい」という単なる倫理的な教えに過ぎないものになってしまいます。しかも、そのような教えは、この世のどの宗教、思想にも見ることができるものです。ですから、ここでのパウロが最も伝えたいことは不品行を避けることではなく、主と交わることであることが分かるのです。
私たちクリスチャンは、イエス・キリストの愛を受け、イエス・キリストを主と信じ、愛することを決意した瞬間から、イエス・キリストとの交わりに招き入れられています。パウロはこの真理を1章で9節で「9神は真実であり、その方のお召しによって、あなたがたは神の御子、私たちの主イエス・キリストとの交わりに入れられました。」とはっきりと教えています。しかし、今日の個所の「交わり」ということばは、人と人の親密な関係性を表しているものではなく、前の説からの続きで「一つなること」「一体となること」を意味しています。この関係性は結婚する男女に用いられるものであり、精神的にも、物理的にもこれ以上近くなることはできない状態を指しているわけです。これが、イエス様ご自身が求めている、私たちとイエス様の関係性なのです。
それでは、私たちクリスチャンはどうでしょうか。イエス様と自分が一番愛する者(配偶者、子どもなど)の誰よりも近く、一体とされているほどの近い関係を持っているでしょうか。イエス様は、私たちをそのような関係へと招き入れてくださっているわけですから、イエス様との関係性の距離感を決めているのは私たちであることを理解しなければなりません。そして、私たちは、イエス様がそのような愛の関係を持ちたいと思っていること、私たちが100%心を開くことができること、そして私たちが100%身をゆだねることができることを理解し、信じ、実践することが求められているのです。
毎週の説教でもお話していますが、私たちクリスチャンが全身全霊を傾け、人生をかけ取り組んでいくべきことは、イエス様の愛を受け、その応答としてイエス様を愛し、その愛に身を委ねることなのです。そして、イエス様の愛に身を委ねること以外に、私たちが本当の平安、本当の幸せ、本当の満足を得る方法は、この世には存在しないことを、心の底から理解し、実感することが、この世の何事よりも重要なのです。
ルカの福音書10章41-42節 41主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。42しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」
ライフチャーチ 大谷信道