デイリーディボーション 1月7日(金)

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デイリーディボーション 1月7日(金)

2022年1月7日(金)
マタイの福音書 16:26-27 26人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。27人の子は父の栄光を帯びて、御使いたちとともに、やがて来ようとしているのです。その時には、おのおのその行ないに応じて報いをします。
【ポイント】 ①価値観の変革がなければ幸福もない 多くの人間は、他人よりも多くの「お金」や「名誉」を手に入れることが幸せだと信じています。この物質主義的な価値観は、他よりも多くの食べ物を獲得した個体が体を大きくし、長く生き、より多くの子孫を残すという自然界の弱肉強食のシステムと大きく変わることはありません。
ただ、神様に似せて造られた人間は、本能だけで生きている動物とは違い、他者よりも多くの「お金」や「名誉」を手に入れることができなくても「使命」や「生きがい」などを見つけることによって幸せを感じることができます。先日、収入がほとんどなく、電気・ガス・水道も契約せず、自給自足的な生活をしている家族を取材しているテレビ番組がありましたが、その夫婦は自分たちは本当に幸せであると話していました。本来人間は、このような価値観の変革によって幸せを感じることができる生き物だということなのです。
それでは、なぜ人間は物質主義を捨てることができないのでしょうか。恐らく、それは人間も動物なので自然界の弱肉強食が頭の中にプログラムされているからでしょう。自分より多くの食べ物得ている他者をみるときに不幸せや惨めさを本能的に感じてしまうのでしょう。だからこそ、神様はイスラエルの民に十戒の最後の命令として「あなたの隣人の家を欲しがってはならない。すなわち隣人の妻、あるいは、その男奴隷、女奴隷、牛、ろば、すべてあなたの隣人のものを、欲しがってはならない。」(出エジプト20:19)と命じられたのでしょう。
現代の教会では、上の第十戒が疎かにされ(見て見ぬふりをし)、クリスチャンの生き方を十戒に照らし合わせる時に大変バランスが悪いものになっていることに気づくはずです。イエス様を信じれば、物質的にも満たされ、(他者)より幸せな人生を手に入れることができるというような教えが人気です。イエス様が教えられた本当の幸せとはそのようなものなのでしょうか。そうではないことを、ほとんどのクリスチャンは頭では理解していると思います。にもかかわらず、多くのクリスチャンが物質的な豊かさを求め、そこのに幸せを感じるという価値観から離れることができないのです。
イエス様はこの状況をどのような思いで見ているのでしょうか?
ライフチャーチ 大谷信道


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