デイリーディボーション 10月12日(月)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 10月12日(月)

2020年10月12日(月)
ヤコブの手紙 1:12 12試練に耐える人は幸いです。耐え抜いて良しと認められた人は、神を愛する者に約束された、いのちの冠を受けるからです
【ポイント】 ①神を愛する者は試練に耐える 多くの人は「試練」とは、「人生の中で起こる悪いこと(病気、怪我、愛する者との死別、災害、災難)」、クリスチャンであればそれらに加え「罪の誘惑」「迫害」などを思い浮かべることでしょう。もちろん、それらが人生の試練であることは間違いありません。しかし、ヤコブの手紙全体を見ると、ヤコブが頭に思い描いている「試練」は、教会に集う主にある兄弟姉妹が、主の愛を実践できていない状態を指していると思われます。つまり、不健全な状態に陥ってしまった教会において、そこから逃げることなく、あきらめることなく、主の愛による一致を実現しようとしているメンバーが大きな「試練」に直面しているということなのです。
昨日の礼拝でも学びましたが、この状態を「試練」と感じている人は「神を愛する者」であるということを忘れてはなりません。残念ながら、教会の中で分裂や分派が生まれ、争い、陰口、意地悪が起きた時に、噂話に乗り、争いに参加する人もあれば、見て見ぬふりをする人もいれば、教会を去る人もいることでしょう。しかし、神様が私たちに求められていることは、主にある愛の実践であり、一致のための努力なのです。もちろん、教会の中に異端的な教えが入り込んでしまったような場合には、その間違いを明らかにし、場合によっては異端を教える者に教会から去ることを迫る必要がある場合があります。しかし、多くの場合は、リーダーシップ(勢力争い)であったり、人間関係(好き嫌い)のような、修正可能な問題であることが多いのです。ですから、私たちは、この試練に正面から忍耐強く取り組んでいくことが求められているのです。
しかし、その際に大切なのが「忍耐」と「知恵」なのです。4、5節を再度確認してみましょう。「 4その忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります。5あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。」熱心さのあまり、火に油を注ぐような結果になってはいけません。忍耐強く、寛容さ、寛大さをもって関わるという知恵が求められるのです。
この原則は、教会の中の人間関係だけでなく、夫婦、親子など、あらゆる人間関係に適用することができます。私たちはイエス様から「平和を作り出す者」となる命令を受けています。その立ち位置から教会、家庭などを見れば、そこには課題が山積しているはずです。神を愛する私たちは、その課題(試練)に前向きに取り組むことができるのです。なぜなら、それは自分のためでも、相手の為でもなく、愛する主のための行動だからです。
ライフチャーチ 大谷信道


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