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2021年10月13日(水)
マタイの福音書 11:11 11まことに、あなたがたに告げます。女から生まれた者の中で、バプテスマのヨハネよりすぐれた人は出ませんでした。しかも、天の御国の一番小さい者でも、彼より偉大です。
【ポイント】 ①御国について考える 今日の個所は、理解が難しいですね。ただ、確実なことは、人間の中で最も優れた人であったバプテスマのヨハネが天の御国で一番小さい者であるということは、私たちは自分の努力、自分の働きによって御国に入ることなど決してできないということです。参考のためにマタイ19章24-26節を見てみましょう。
「24まことに、あなたがたにもう一度、告げます。金持ちが神の国に入るよりは、らくだが針の穴を通るほうがもっとやさしい。」25弟子たちは、これを聞くと、たいへん驚いて言った。「それでは、だれが救われることができるのでしょう。」26イエスは彼らをじっと見て言われた。「それは人にはできないことです。しかし、神にはどんなことでもできます。」
イエス様のことばを聞いて、人々はバプテスマのヨハネの偉大さを理解したと思いますが、同時に「それでは、だれが救われることができるのでしょう。」という疑問をもったのではないでしょうか。次は、ローマ書7章24節パウロのことばを聞いてみましょう。
「24私は、ほんとうにみじめな人間です。だれがこの死の、からだから、私を救い出してくれるのでしょうか。」
バプテスマのヨハネがギリギリ入ることができる御国、命懸けで律法を実行したパウロでも入ることに絶望を感じた御国、私たちはその価値を本当に理解しているでしょうか。「イエス・キリストをあなたの救い主として信じますか?」という質問に「はい」と答えれば入ることができるのが御国だとすると、あまりにもチープですね。もちろん、御国に入るための努力をするべきだという意味では絶対にありません。私たちが御国に入るためにイエス様がどれほどの犠牲を払われたのか、どれほどを罪深い私たちを愛してくださっているのか、そしてどれほど、私たちがイエス様、そして天の父を愛することを願われているのかを考える良い機会としてみましょう。
ライフチャーチ 大谷信道