デイリーディボーション 10月23日(火)

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デイリーディボーション 10月23日(火)

2018年10月23日(火)

コリント人への手紙第2 1:15-22
15この確信をもって、私は次のような計画を立てました。まず初めにあなたがたのところへ行くことによって、あなたがたが恵みを二度受けられるようにしようとしたのです。16すなわち、あなたがたのところを通ってマケドニヤに行き、そしてマケドニヤから再びあなたがたのところに帰り、あなたがたに送られてユダヤに行きたいと思ったのです。17そういうわけですから、この計画を立てた私が、どうして軽率でありえたでしょう。それとも、私の計画は人間的な計画であって、私にとっては、「しかり、しかり」は同時に、「否、否」なのでしょうか。18しかし、神の真実にかけて言いますが、あなたがたに対する私たちのことばは、「しかり」と言って、同時に「否」と言うようなものではありません。19私たち、すなわち、私とシルワノとテモテとが、あなたがたに宣べ伝えた神の子キリスト・イエスは、「しかり」と同時に「否」であるような方ではありません。この方には「しかり」だけがあるのです。20神の約束はことごとく、この方において「しかり」となりました。それで私たちは、この方によって「アーメン」と言い、神に栄光を帰するのです。21私たちをあなたがたといっしょにキリストのうちに堅く保ち、私たちに油をそそがれた方は神です。22神はまた、確認の印を私たちに押し、保証として、御霊を私たちの心に与えてくださいました。

【ポイント】
①パウロの苦労を知る
コリント教会の中には、パウロが15節に記されている計画を変更して、コリントを通らずにマケドニアに行ったことを非難する人がいたようです。初めの計画では、エペソからエーゲ海を渡りコリントを訪問し、コリントから北上してマケドニア地方を訪れるというものだったようです。しかし、パウロは計画の変更を決め、それをコリント教会に伝えたところ、コリント教会の中にはその変更に腹を立てた人がいたのです。

それでは、コリントのある人々にとって、一体何が不満だったのでしょうか。考え得る理由は1)自分たちの教会を拠点としてマケドニアに行ってほしかった、2)エペソから直接コリントに来て欲しかった、などでしょうか。コリント教会の人々にパウロに早く来て、長く滞在して欲しいという思いがあったからこそ、パウロの計画の変更に不満を覚えたと考えられます。または、もともとパウロに不満を持っていた人々が、パウロの計画の変更を彼を攻撃する恰好の材料だと思ったのかもしれません。いずれにしても、もしコリント教会の人々がパウロを信頼してたり、が信仰的、人間的に成熟していれば、パウロの計画の変更に腹を立てるようなことはなかったことでしょう。しかし、パウロとしてはこのような問題によってコリント教会の人々との信頼関係が崩れてしまうことを望まなかったので、計画の変更の理由を丁寧に説明しているのです。

パウロは自分のためではなく、コリントの教会のために労苦しているのに、何をしても文句を言われてしまうのです。この世的な感覚からすると「面倒くさい」ことですね。しかし、パウロは大きな愛をもってコリント教会を愛し、キリストのために忍耐をもってコリント教会と関わり続けるのです。教会においては牧師をはじめ、すべてのクリスチャンのリーダーが、そして家庭においては父親、母親が模範とすべき姿ではないでしょうか。

ライフチャーチ
大谷信道


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