誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。
2020年11月14日(土)
ヤコブの手紙 4:8-10 8神に近づきなさい。そうすれば、神はあなたがたに近づいてくださいます。罪ある人たち。手を洗いきよめなさい。二心の人たち。心を清くしなさい。9あなたがたは、苦しみなさい。悲しみなさい。泣きなさい。あなたがたの笑いを悲しみに、喜びを憂いに変えなさい。10主の御前でへりくだりなさい。そうすれば、主があなたがたを高くしてくださいます。
【ポイント】 ①自分の罪深さを隠さない このポイントについては、繰り返し学んでいますね。8節にあるように「手を洗いきよめたい」と思うためには、自分の手が汚いことを知らなくてはなりません。「心を清くしたい」と思うためには、自分が「二心」の者であることを認めなければなりません。しかし、この作業は楽しいものではなく、辛く、悲しく、憂いを覚えるものです。そして、神様の前で自分の高慢さを砕き、「へりくだり」が求めるられる作業でもあります。
ヤコブは、この痛みを覚える作業が、私たちが神様に近づくために必要であると教えているのです。しかし、自分の罪深さを認め、主の前にへりくだって歩むときに、私たちは神様と大変近い交わりに導き入れられ、神様を私たちを高めてくださるというのです。ここにある種のパラドックス(逆説的真理)を見ることができるのです。ヤコブは、多くのクリスチャンが、このパラドックスの逆を行い、自分の心を楽しませること、自分を高めることばかりを熱心に行っている可能性があることを指摘しているのです。
ヤコブの手紙から、たとえクリスチャンであっても、調子に乗って高慢になり、自分が偉い者かのように、または正しい者かのように勘違いしてしまうと、他の人を見下したり、差別したり、さばいたりするようになってしまうことがよく分かりますね。そして、その一番の問題は、特定の人を傷つけるだけでなく、教会全体の健全さ蝕んでいくことがよくわかりますね。不健全な教会は地域に証しを立て、伝道していくことは不可能ですね。自分たちが主の愛を実践できていないのに、主の愛について教えることなどできませんし、伝わりませんね。
ライフチャーチ 大谷信道