デイリーディボーション 11月16日(木)

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デイリーディボーション 11月16日(木)

2017年11月16日(木)

【通読】
マタイの福音書 26:14-16
14そのとき、十二弟子のひとりで、イスカリオテ・ユダという者が、祭司長たちのところへ行って、15こう言った。「彼をあなたがたに売るとしたら、いったいいくらくれますか。」すると、彼らは銀貨三十枚を彼に支払った。16そのときから、彼はイエスを引き渡す機会をねらっていた。

【ポイント】
①単なる裏切りだったのか?
もちろん、ユダがお金のためにイエス様を祭司たちに売り渡したことは事実です。しかし、これは、単に金欲しさからの行動ではなく、ユダヤ人指導者が心配していたように、このまま進んで行けば大きな暴動に発展し、ローマ軍からの弾圧の対象にあるのではないかと考えていた可能性もあります。または、イエス様は26章2節で「あなたがたの知っているとおり、二日たつと過越の祭りになります。人の子は十字架につけられるために引き渡されます。」と予告していましたから、同胞であるユダヤ人指導者たちに捕まれば、ローマ人たちに罰せられるほどの大事にならずに済むと考えていたのかもしれません。実際、マタイ27章3節「そのとき、イエスを売ったユダは、イエスが罪に定められたのを知って後悔し、銀貨三十枚を、祭司長、長老たちに返して、」とある通りです。

③イエス様はユダを愛された
ユダはイエス様も裏切った悪役として理解されていることが多いと思います。しかし、実際にはもっと複雑な心の動き、葛藤がユダの心の中にあったはずです。さらに、イエス様はユダの裏切りを知りながら、弟子として招き、受け入れ、生活を共にしていたのです。つまり、イエス様はユダを愛しておられたということです。しかし、ユダもイエス様のことが大好きだったかもしれませんが、100%信頼し、身を委ねることができなかったのです。

私たちは、ユダが救われていたのか、いなかったのかを知ることはできません。しかし、彼の人生からイエス様を最後まで信頼し続けることがいかに大切であるのかを知ることができるのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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