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2020年11月19日(木)
ヤコブの手紙 5:1-3 1聞きなさい。金持ちたち。あなたがたの上に迫って来る悲惨を思って泣き叫びなさい。2あなたがたの富は腐っており、あなたがたの着物は虫に食われており、3あなたがたの金銀にはさびが来て、そのさびが、あなたがたを責める証言となり、あなたがたの肉を火のように食い尽くします。あなたがたは、終わりの日に財宝をたくわえました。
【ポイント】 ①「神と富」の問題に取り組む その2 繰り返し問題の本質をマタイ6章のイエス様のみことばから確認しましょう。「24だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは、神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。」問題は、私たちクリスチャンが何に一番の価値を置いているのか、何を一番大切にしている(愛している)のかということです。
実は、これは富を手にした者だけの問題ではありません。富を手にしたいと願っている人、富を手に入れることができないために日々不幸せを感じている人も、同じように富を得たいという欲望の奴隷になっていることを知らなくてはなりません。確かに、所得が低いと十分な教育、医療を受けられない国(先進国での代表はアメリカでしょうか)に住んでいると、所得が低いことに惨めさ、不幸をおぼえることは事実でしょう。そのような国で生きていれば、人々はお金さえあればすべての問題が解決すると信じるようになることでしょう。そして、自分たちが少しでも経済的に豊かになることができるのであれば、多少問題のある指導者にも投票しようという発想になってしまうのかもしれません。
しかし、私たちクリスチャンは、そのような発想が間違いであることを知っています。富への欲望(物質主義)は、物の取り合い、争い、ねたみを産み出すだけだからです。さらに、この問題の深刻な点は、人間の欲望は決してお金によって満たされないということです。つまり、物質主義という価値観の中に生きる限り、人間は決して満足せず、幸せにもなれないのです。私たちクリスチャンは、この点について強い確信をもってこの世で生きて行くことが求められているのです。「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」(マタイ6:33)
ライフチャーチ 大谷信道