デイリーディボーション 11月23日(金)

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デイリーディボーション 11月23日(金)

2018年11月23日(金)

コリント人への手紙 第2 5:17-19
17だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。18これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。19すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。

【ポイント】
①「すべては主のために」 その3
17節はその「適用」として、イエス様を信じる信仰によって、私たちの罪は赦され、私たちは神様の前で全く新しい人生を始めることができるという説明に用いられることが多いと思います。説明自体に聖書の他の箇所との齟齬はありません。信仰の喜びの一つは、新生の喜びであることに間違いはありません。

しかし、私たちはパウロのことばを自分たちに当てはめて考える前に、パウロが直接的に伝えたかったメッセージも的確に捉えていることが重要です。パウロはコリントのクリスチャンに「新生の喜びを嚙みしめなさい!」と教えているわけではなく、自身の個人的な体験を証しを分かちあっているのです。つまり、パウロが「使徒」であることに疑いを持っていたり、パウロの「使徒」としての権威をおとしめようとする人たちに対し、自分の生き様の変化こそが、自分が本当にキリストから「使徒」として立てられている証拠であることを説明しているのです。

パウロがキリストを知る前は、生粋のヘブル人で、律法を遵守し、教会を迫害する者であったこと(ピリピ3:5-6)などは、「古いもの」であり、誰からどのように批判されようが自分はキリストから選ばれた使徒であると主張しているのです。そして、先に述べたようにその証拠は「新しい生き方」、つまり、神様から委ねられた「和解のことば」を宣べ伝えるという生き方を貫いていることこそが、自分たちが使徒として歩んでいる証拠だと主張しているのです。

そして、パウロはすべての人が自分と同じようにキリストを知り、信じる者とされ、パウロと同じように証しを立てて行くことを勧めているわけです。

ライフチャーチ
大谷信道


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