デイリーディボーション 11月26日(金)

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デイリーディボーション 11月26日(金)

2021年11月26日(金)
マタイの福音書 13:54-58 54それから、ご自分の郷里に行って、会堂で人々を教え始められた。すると、彼らは驚いて言った。「この人は、こんな知恵と不思議な力をどこで得たのでしょう。55この人は大工の息子ではありませんか。彼の母親はマリヤで、彼の兄弟は、ヤコブ、ヨセフ、シモン、ユダではありませんか。56妹たちもみな私たちといっしょにいるではありませんか。とすると、いったいこの人は、これらのものをどこから得たのでしょう。」57こうして、彼らはイエスにつまずいた。しかし、イエスは彼らに言われた。「預言者が尊敬されないのは、自分の郷里、家族の間だけです。」58そして、イエスは、彼らの不信仰のゆえに、そこでは多くの奇蹟をなさらなかった。
【ポイント】 ①既成概念、先入観、偏見に注意 ライフチャーチでは常に大切にしているテーマですね。人々が「キリスト教という宗教」に対してい持っている既成概念、先入観、偏見によって、いかに多くの人がイエス様が伝えられた真理から遠ざかってしまっていることでしょうか。これは、極めて重大な問題なのです。信仰を持たない人々だけでなく、クリスチャンたちが、イエス様の真理とは関係の無い、歴史と伝統の中で作り上げられた「キリスト教という宗教」を、それが正統的ものであるという既成概念、先入観によって受け入れてしまっているのです。事実、キリスト教式の結婚式を挙げた未信者の人々も、その様式に何ら疑問を持たず、伝統に裏付けられた安全なものであると信じているのではないでしょうか。もし、キリストが現れ、「このようなデタラメな結婚式はやめなさい!」と一言命令されれば、自分の大切な結婚式をデタラメな方法で行う必要はないと判断するようになることでしょう(神式、仏式の結婚式にも同じことが言えるとおもいますが)。
イエス様の故郷でも、人々は自分たちの既成概念、先入観、偏見によって、イエス様が何者であるのかを正しく理解し、受け入れることができませんでした。「わたし(福音)を信じなさい」と言われても、人々は自分の知っていた「イエスちゃん(イエス君)」という先入観、自分の住んでいる地域からメシアが出るはずないという既成概念や、あれは貧しい大工の息子だという偏見などから、イエス様のメッセージを素直に受け入れることはできなかったのです。
この出来事は、イエス様に対してだけでなく、自分の配偶者、子ども、親などにも当てはめることができるでしょう。この世では、周りの人々の評価、自分の判断などに基づいて、相手に「レッテル」を貼る人がたくさんいますね。
ただ、問題は「レッテル」が一枚、二枚しかないことかもしれません。すべての人は多様な面を持っていますから、その人のことを表現するのに「レッテル」一枚、二枚などでは全く足りないはずです。また、人間は日々変化していく(良い方向にも、悪い方向にも)生き物ですから、一度張り付けたレッテルがいつまでも正しいとは限りません。私たちは、人にレッテルを貼るという習慣(その人がどのような人であるのかを判断すること)を止めることはできないでしょう。そうであれば、レッテルの枚数を増やせばよいのです。レッテルの枚数が増えれば増えるほど、その人について正確に分析、把握していることになるでしょう。
イエス様に対しても、キリスト教についても同じです。私たちは、人からもらったイエス様についてのレッテルを貼っているだけになっていませんか?私たちの信仰の歩みについても、海外の教会、先輩のクリスチャンの貼っているレッテルの真似をしているだけになっていないでしょうか。
ライフチャーチ 大谷信道


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