デイリーディボーション 12月10日(月)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 12月10日(月)

2018年12月10日(月)
コリント人への手紙 第2 8:1-2 1さて、兄弟たち。私たちは、マケドニヤの諸教会に与えられた神の恵みを、あなたがたに知らせようと思います。2苦しみゆえの激しい試練の中にあっても、彼らの満ちあふれる喜びは、その極度の貧しさにもかかわらず、あふれ出て、その惜しみなく施す富となったのです。
【ポイント】 ①パウロの教会にビジョンを理解する 8章では、パウロはエルサレム教会の困窮を助けるための働きに消極的なコリント教会に対して、自分たちのことだけでなく、他の教会の歩みにも心を砕くように教えています。パウロは、地域経済の面でコリントのライバル関係にあったマケドニア地方の教会を例に挙げて、コリント教会の「ライバル心を煽っています。ここまでしなければ、コリント教会が個人主義的な状況に陥っていたということなのでしょう。
残念ながら、世界情勢を見ると、多くの国々も「自国第一主義」的な方向に進みつつあります。これも、広い意味ではこれも個人主義の現れといっても良いでしょう。 「自分」「自分の教会」「自分の会社」「自分の国」が一番大切という、ある意味「自己中心」「わがまま」を、様々な大義名分によって正当化してしまうのです。もちろん自分の国を愛し、大切し、より良い国にしていこうという努力は尊いものです。しかし、それぞれの国が自分の利益だけを優先して物事を進めたとしたら、自国の利益を一番に求める別の国と、最悪の場合、戦争にまで発展してしまうのです。そして、一番の不利益を被るのは国民なのです。自国の利益のために正しいと思うことを追求した結果、国にとっても最も大切な国民が一番の不利益を被るという最悪の結末に気が付かなければなりません。ここで恐ろしいことは、自国第一主義がこのような結末を迎える可能性があること為政者、国民は知りながら、一時的にでも自国の利益を確保したいという誘惑に勝てない人間の罪の性質(性・さが)です。
教会においても同じなのです。パウロはそれぞれの教会が様々な犠牲を払いながらも、主の愛によって協力しながら、共に成長していくという明確なビジョンを持っていました。つまり、ある教会が自分のことだけを考え大きな発展を遂げたとしても、その傍らで他の教会の閉鎖などが続けば、結果的には教会数の減少、クリスチャンの減少、宣教地域の縮小を招き、全体としての福音宣教は後退することになってしまうのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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