デイリーディボーション 12月18日(金)

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デイリーディボーション 12月18日(金)

2020年12月18日(金)
ペテロの手紙第一 2:7-8 7したがって、より頼んでいるあなたがたには尊いものですが、より頼んでいない人々にとっては、「家を建てる者たちが捨てた石、それが礎の石となった」のであって、8「つまずきの石、妨げの岩」なのです。彼らがつまずくのは、みことばに従わないからですが、またそうなるように定められていたのです。
【ポイント】 ①「真理が受け入れられない」という現実を知る 7節は詩編118編22節から、8節はイザヤ書8章14節からの引用です。7節は良い石を選別しながら家を建てる人が「無価値であると判断した石」、8節は本来イスラエルの民を守られる神(その聖所)をイスラエルの民は「自分たちをつまずかせる邪魔な石」と感じているというような意味で引用されています。これは、この世において、人々は、まことの神、真理を喜ばず、無価値なもの、邪魔なものとして扱うという、ある種の原理を説明しているのだと思います。
この世の人々は、「真理」「本物」ではなく、自分の欲望に働きかける「楽しいもの」「楽なもの」「手軽なもの」「安いもの」などに魅力を覚える傾向があります。聖書をみると、イエス様ご自身と福音は「真理」「本物」を求める者にとっては、「宝」「真珠」(マタイ13章)のように貴いもののはずなのですが、自分の欲求を満たすこと、宗教的なご利益を求める者にとっては、「罪を悔い改める」「主を一番にする」というメッセージは、欲望を満たすこととは正反対の嫌なことに映ることでしょう。
ですから、私たちは福音を語るときに「神様からの知恵」が必要になります。「この世の知恵」に頼ってしまうと、自分の欲求を満たしたいと思っている人々のニーズに応えようとして、福音をただ「楽しいもの」「楽なもの」「手軽なもの」「安いもの」に変えてしまうことになるでしょう。反対に、真理を真理として伝える努力をすると、それらの人々は「福音は無価値なもの」と感じることでしょう。
私たちはキリストの福音を伝えること、すべての人がイエス様を信じることを止めてはなりませんが、この世の人々が真理を喜ばないという現実も忘れてはなりません。長年にわたって家族や友人に福音を伝える努力を続けていても実を結ばず、落ち込むことが多いのではないでしょうか。自分の伝え方が悪いのではないか、自分には伝道の賜物がないのではないかと落胆する方もいるのではないでしょうか。しかし、人がキリストを信じることは、決して簡単なことではないことをイエス様が教えられています。「13狭い門から入りなさい。滅びに至る門は大きく、その道は広いからです。そして、そこから入って行く者が多いのです。14いのちに至る門は小さく、その道は狭く、それを見いだす者はまれです。」(マタイ7章)
多くの人が反応してくれなかったとしても、門を大きくしたり、道を広げたりせず、むしろ「狭い門」の先にある祝福や平安について、地道に、忍耐強く正確に福音を伝えていきましょう。
ライフチャーチ 大谷信道


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