デイリーディボーション 12月2日(土)

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デイリーディボーション 12月2日(土)

2017年12月2日(土)

【通読】
マタイの福音書 27:21-26
27それから、総督の兵士たちは、イエスを官邸の中に連れて行って、イエスの回りに全部隊を集めた。28そして、イエスの着物を脱がせて、緋色の上着を着せた。29それから、いばらで冠を編み、頭にかぶらせ、右手に葦を持たせた。そして、彼らはイエスの前にひざまずいて、からかって言った。「ユダヤ人の王さま。ばんざい。」30また彼らはイエスにつばきをかけ、葦を取り上げてイエスの頭をたたいた。31こんなふうに、イエスをからかったあげく、その着物を脱がせて、もとの着物を着せ、十字架につけるために連れ出した。

【ポイント】
①イエス様の屈辱
「総督の兵士」とは、ローマ帝国の総督に仕える兵士たちですから、ユダヤ人ではない異邦人であると考えられます。ですから、異邦人である兵士たちは、ユダヤ人たちと違って、イエス様が何者であるのか、どのよな教えをされていたのか、どのような奇跡を起こされたのか、どのように旧約聖書の預言を成就されたのか、などということには全く興味関心のない人たちでした。ですから、自分が王であると主張したために十字刑に処せられるイエス様を愚かな犯罪者としてからかったわけです。

また、そのような馬鹿らしい理由で一人の人間を十字架刑にさせたユダヤ人たちを侮蔑するために、イエス様に王様のような格好させたのではないかと思われます。4福音書とも、この後にピラトがイエス様の罪状書きに「ユダヤ人の王」と書いたと記録されています。ヨハネの福音書19章には「21そこで、ユダヤ人の祭司長たちがピラトに、『ユダヤ人の王、と書かないで、彼はユダヤ人の王と自称した、と書いてください』と言った。22ピラトは答えた。『私の書いたことは私が書いたのです。』」と、総督ピラトも自分の本意に反してユダヤ人に譲歩して十字架刑を下したことについて、ユダヤ人に皮肉を込めてイエス様を「ユダヤ人の王」と書いたのでしょう。

しかし、これらすべてはイエス様が「王の王、主の主」であるという霊的な真理を表していました。ユダヤ人たちは自分たちの王を、自分たちの手を汚さず、異邦人の手を借りて殺してしまったのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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