デイリーディボーション 12月21日(土)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 12月21日(土)

2019年12月21 日(土)
コロサイ人への手紙  4:16-18 16この手紙があなたがたのところで読まれたなら、ラオデキヤ人の教会でも読まれるようにしてください。あなたがたのほうも、ラオデキヤから回って来る手紙を読んでください。17アルキポに、「主にあって受けた務めを、注意してよく果たすように」と言ってください。18パウロが自筆であいさつを送ります。私が牢につながれていることを覚えていてください。どうか、恵みがあなたがたとともにありますように。
【ポイント】 ①教団のあるべき姿を見る その2 パウロは、コロサイの教会に書いた手紙がラオデキヤの教会でも読まれ、ラオデキヤの教会で読まれている手紙がコロサイの教会でも読まれるようにと指示しています。これは、パウロの手紙は特定の教会だけでなく、現代の日本の教会を含む、多くの教会が利益を得る内容であることを示唆しています。
しかし、パウロの意図はそれだけではなかったと思います。昨日も学んだように、パウロは各教会が互いの様子を知り、祈り合い、励まし合い、協力し合うことが重要だと考えていたのでしょう。18節にある通り、パウロは「牢につながれて」いましたから、自分で教会を訪問して教えたり、励ましを与えたりすることが物理的に不可能でした。ですから、パウロは、各教会がパウロを介さずに、自主的に助け合うことを望んでいたのでしょう。
ライフチャーチが加盟する日本バプテスト連盟は各個教会主義を大切にしています。各教会は国家からも、教団からも干渉を受けることなく、会衆が自らの教会の歩みについての最終的な権限を持っているという考え方です。例えば、牧師の人事などについても、教団は教会から求められれば助言や紹介を行うが、最終的な決定権は会衆が持っています。非常に素晴らしい考えですが、他の教会が困っていても口を出しにくかったり、助けようとしても「内政干渉」のように受け取られてしまうケースが少なくありません。ですので、教会同士がオープンに課題を共有したり、深い協力関係を築いていくことが難しい場合があるようです。「各個教会主義」は宗教改革の流れの中で、トップダウンである「カトリック主義」への反省の中から生まれた考え方です。しかし、聖書を信じる私たちにとって大切なことは「〇〇主義」ではなく、あくまでも聖書の中に見ることができるコロサイ教会とラオデキヤ教会のような協力関係を構築することではないかと思います。このような協力関係の構築のためにパウロは重要な役割を果たしました。現代の教団もこのパウロのビジョンを共有していくことが大切なのでしょう。
ラフチャーチ 大谷 信道


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