デイリーディボーション 12月25日(月)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 12月25日(月)

2017年12月25日(月)

【通読】
ローマ人への手紙 1:8-11
8まず第一に、あなたがたすべてのために、私はイエス・キリストによって私の神に感謝します。それは、あなたがたの信仰が全世界に言い伝えられているからです。9私が御子の福音を宣べ伝えつつ霊をもって仕えている神があかししてくださることですが、私はあなたがたのことを思わぬ時はなく、10いつも祈りのたびごとに、神のみこころによって、何とかして、今度はついに道が開かれて、あなたがたのところに行けるようにと願っています。11私があなたがたに会いたいと切に望むのは、御霊の賜物をいくらかでもあなたがたに分けて、あなたがたを強くしたいからです。

【ポイント】
①「教会」のための手紙 その2
パウロの手紙の正しく理解するためには、パウロの意図、思いを理解することが重要です。今日の箇所からも、パウロは自分の神学的な研究を広めるために論文を書いているのではないことはが明らかです。むしろ、かれの意図、思いはローマのクリスチャンにたちに直接会って、彼らの信仰の確信を強めることであることが分かりますね。しかし、ローマにいく機会が与えられていなかったので、手紙を通してローマのクリスチャンたちの信仰強め、ローマの教会の成長、一致を強めることにしたのです。これがパウロが手紙を書いた目的なのです。

例えば、コロサイ人への手紙4章16節を見てみましょう。「16この手紙があなたがたのところで読まれたなら、ラオデキヤ人の教会でも読まれるようにしてください。あなたがたのほうも、ラオデキヤから回って来る手紙を読んでください。」この箇所からも、自分の手紙が教会のメンバーが集まったところで朗読されること、つまり、教会の群れ全体に聞かせたいと思っていたことが分かります。さらに、パウロの手紙が様々な教会で共有されていたことも確認できます。つまり、パウロは特殊な状況に対してだけでなく、どの教会にも当てはまる普遍的なメッセージを書いていたことも分かるのです。

パウロは「教会」を「キリストのからだ」(例:ローマ12章)と呼んでいます。それは、教会の健全な成長はパウロの勝手な願いではなく、イエス・キリスト願い、御心であることを意味しています。信仰の個人主義化が進み、教会を大切にすることの重要さを教えられずに育ってしまったクリスチャンが少なくありません。そのような人は、サッカーで例えるのであれば、ドリブル、シュートなどの個人技は熱心に教えたり、学んだりするのですが、チームワーク、全体の戦術をほとんど知らない選手のような感じです。このような選手が何人集まっても、試合に勝利できるチームにはならないのです。教会も同じです。まずは、個人技のことだけでなく、パウロのように群れとしての成長に意識を向けるのです。その歩みの中にこそ、ほんとうの意味での個人的な信仰の成長があるのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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