デイリーディボーション 12月28日(金)

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デイリーディボーション 12月28日(金)

2018年12月28日(金)
コリント人への手紙 第2 10:14-17 14私たちは、あなたがたのところまでは行かないのに無理に手を伸ばしているのではありません。事実、私たちは、キリストの福音を携えてあなたがたのところにまで行ったのです。15私たちは、自分の限度を越えてほかの人の働きを誇ることはしません。ただ、あなたがたの信仰が成長し、あなたがたによって、私たちの領域内で私たちの働きが広げられることを望んでいます。16それは、私たちがあなたがたの向こうの地域にまで福音を宣べ伝えるためであって、決して他の人の領域でなされた働きを誇るためではないのです。17誇る者は、主を誇りなさい。
【ポイント】 ①パウロの使命の確認 コリントの教会の中には「パウロはなぜ私たちの教会に干渉し続けるのか?自分の仕事をしていればよいではないか!」とパウロを非難する人がいたのでしょう。しかし、パウロは「開拓・教会形成」に関わってきた教会と関係を持ち続けること、さらに多くの教会の開拓を続けていくことが自身の「使命(主から与えられている役割)」であることを明確にしています。
パウロがコリント教会に関わり続ける理由は、1)パウロ自身が「キリストの福音を携えて」行った教会であること、2)コリント教会の信仰を成長させ、さらに「向こうの地域にまで福音を宣べ伝える」ことにあるのです。つまり、パウロは計画的、戦略的に独自の教会開拓、教会形成を行っているのであって、決して自分たちの計画とは関係のない他の誰かが開拓した教会に干渉しているのでも、それらの働きを自分たちの手柄として誇っているのでもないことを強調しているのです。
むしろ、パウロを非難している人たちこそ、後からコリント教会に入り込み、教会内の実権を握り、いかにも自分たちが立て上げた教会であるかのように誇り、初期段階から関わってきたパウロたちの影響力を排除したいと考えていたのでしょう。パウロたちは、そのような状況に陥ってしまっているコリント教会に危機感を覚え、関わりを続けているのです。
現代の教会もパウロの計画、戦略を踏襲する必要があるのです。つまり、私たちの教会の成長の目標の一つは、次の新しい教会を開拓することであるということです。この目標を見失うと、教会の人数が増えること、件金額が増えること、教会の建物が大きくなること、教会のプログラムが充実することなど、基本的に自己充実だけが目標になってしまうのです。私たちもパウロの「16それは、私たちがあなたがたの向こうの地域にまで福音を宣べ伝えるためであって、」という当初の計画から外れてはならないのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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