デイリーディボーション 12月7日(土)

誰でも気軽に集える、明るく、カジュアルな雰囲気の教会です。

デイリーディボーション 12月7日(土)

2019年12月7日(土)
コロサイ人への手紙  3:16-17 16キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ、知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい。17あなたがたのすることは、ことばによると行ないによるとを問わず、すべて主イエスの名によってなし、主によって父なる神に感謝しなさい。
【ポイント】 ①聖書的な教会の姿を見る この個所から、パウロが啓示されている教会の姿、つまり「聖書的な教会の姿」を見ることができます。その最大の特徴は16節の「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ」という部分です。「住まわせ」という言葉が唯一の動詞(命令形)で、「教え」「戒め」「歌い」という言葉は分詞(命令形)なのです。どういうことかというと、「知恵を尽くして互いに教え、互いに戒め、詩と賛美と霊の歌とにより、感謝にあふれて心から神に向かって歌いなさい」は、「キリストのことばを、あなたがたのうちに豊かに住まわせ」という命令の具体的な内容(方法)なのです。ですから、この個所から見ることができる聖書的な教会の最大の特徴は、信徒がキリストのみことばを中心にしているということなのです。
教会における「知恵を尽くして互いに教え」の具体的例は「礼拝説教」「教会学校」「みことばの分かち合い」でしょう。教会全体で同じみことばから学び、実践し、振り返り、祈りあうことは非常に重要です。残念ながら、みことばから聞いて、その場で感激や感動を覚えても、すぐに忘れたり、実践することもないクリスチャンがあまりにも多いのです。先週の聖書個所がどこだったか、ポイントは何だったかを覚えていないとしたら「聞くだけの人」に陥っている危険信号です。そのような人に対してヤコブは次のように注意を与えています。「22また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはいけません。23みことばを聞いても行なわない人がいるなら、その人は自分の生まれつきの顔を鏡で見る人のようです。24自分をながめてから立ち去ると、すぐにそれがどのようであったかを忘れてしまいます。」教会全体として、このような状態に陥らないために知恵を絞る必要があるのです。
「私は自分で聖書を学び、実践しているつもりです。」という方もいることでしょう。しかし、今日の個所でパウロがそのような個人的な学びや実践を勧めているわけではないことは確かです。「互いに教え」「互いに戒め」ということばから、聖書個所や課題などが教会の中で共有されていることが類推できるからです。パウロが啓示されている教会の姿は、決して「聖書の自習室」「自主礼拝室」でもありません。信徒が心を合わせみことばから聞き、互いに励まし合いながら実践しする、そのような教会なのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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