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2021年2月10日(水)
ペテロの手紙第二 3:5-7 5こう言い張る彼らは、次のことを見落としています。すなわち、天は古い昔からあり、地は神のことばによって水から出て、水によって成ったのであって、6当時の世界は、その水により、洪水におおわれて滅びました。7しかし、今の天と地は、同じみことばによって、火に焼かれるためにとっておかれ、不敬虔な者どものさばきと滅びとの日まで、保たれているのです。
【ポイント】 ①再臨は遅れているのか、それとも嘘なのか? ペテロの手紙が書かれた時期は西暦66年ごろであると思われます。つまり、イエス様の昇天から30年以上経過していることになります。イエス様がキリストであるということに疑問を持つ人たちだけでなく、クリスチャンの中にも、4節にあるように「キリストの来臨の約束はどこにあるのか。父祖たちが眠った時からこのかた、何事も創造の初めからのままではないか。」と感じている人が少なからずいたのでしょう。もし、イエス様が再臨の約束をしていなければ、または、使徒たちがイエス様の再臨約束を公表していなければ、大きな問題にはならなかったでしょうし、伝道もしやすかったことでしょう。しかし、ペテロは30年以上イエス様の再臨の約束が実現していないという現実の中でも、その約束を固く信じていたのです。
この事実は、私たちにとって大きな励ましとなります。新約聖書がイエス様の昇天から数年で書かれたものであったとしたら「イエスの昇天から時間が経っていないから、まだ再臨などということを信じられているのだな」と見ることできます。しかし、昇天から30年以上経っていながら、イエス様の再臨の約束を信じ続けているペテロの姿から、イエス様の再臨(神様の計画)は人々が思っているよりもずっとスパンで考えなければならないものであるということを知ることができるのです。
特に明日の個所で、人々が思っているよりもはるかに長い時間が必要であった理由が述べられています。私たちが近視眼にならず、神様の時間軸で物事を考える時に、再臨が不必要に遅らされているのではないことが分かるのです。
ライフチャーチ 大谷信道