デイリーディボーション 2月3日(金)

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デイリーディボーション 2月3日(金)

2023年1月31日(火)
【今日のみことば】 ローマ人への手紙 9章14-16節 14それでは、どういうことになりますか。神に不正があるのですか。絶対にそんなことはありません。15神はモーセに、「わたしは自分のあわれむ者をあわれみ、自分のいつくしむ者をいつくしむ」と言われました。16したがって、事は人間の願いや努力によるのではなく、あわれんでくださる神によるのです。
①神様の計画を理解することの大変さを知る ユダヤ人にとって、6-7節の「6しかし、神のみことばが無効になったわけではありません。なぜなら、イスラエルから出る者がみな、イスラエルなのではなく、7アブラハムから出たからといって、すべてが子どもなのではなく、『イサクから出る者があなたの子孫と呼ばれる』のだからです。」というパウロの言葉は侮辱以外の何ものでもなかったことでしょう。そして、もしイエス様の福音を真理と認めるのであれば、旧約の律法は間違いであり、旧約聖書に啓示されている神様は間違った存在であることになってしまうと反論するユダヤ人が多くいたのでしょう。
「絶対にそんなことはありません」というパウロから、彼は旧約聖書に記されている神様とイエス・キリストとの間に矛盾は一切ないという確信を持っていたことが分かります。そして、パウロは15-16節でその理由を簡単に述べています。実際に、イエス様もマタイ5章17-18節で「17わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。18まことに、あなたがたに告げます。天地が滅びうせない限り、律法の中の一点一画でも決してすたれることはありません。全部が成就されます。」とご自分の福音が、旧約聖書と一切矛盾するものではないと説明されました。
これは、イエス様の福音が旧約聖書と矛盾しているのではなく、当時のユダヤ教の教えが旧約聖書と矛盾していたことも意味しています。当時のユダヤ人たちは、自分たちこそが正当な信仰の上を歩んでいると思い込んでいたわけですが、実はそうではなかったのです。だからこそ、天の父はご自分の御心を明らかにするためにこの世に御子を遣わされたのです。
しかし、小さなころから刷り込まれた教えを正すことは大変なことでした。ユダヤ人は選ばれた民、律法と祝福の約束が与えられた民というプライドがありましたから、素直な心で旧約聖書を読み直すこと、イエス様の福音に耳を傾けることは大変難しかったことでしょう。
これは、私たちクリスチャンにも当てはめることができます。現代のクリスチャン多くは、自分は「正統なキリスト教」を信じている思っていることでしょう。しかし、本当のそうでしょうか。自分たちの教会、信仰の歩みの中に、聖書と全く関係のないものが入り込んでしまっている事はないでしょうか。イエス様の時代のユダヤ人たちと極めて似た状況に陥っていることはないでしょうか。
しっかりと考えてみましょう!
ライフチャーチ 大谷 信道


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