デイリーディボーション 3月13日(金)

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デイリーディボーション 3月13日(金)

2020年3月13日(金)
テモテへの手紙 第一 2:1-3 1そこで、まず初めに、このことを勧めます。すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。2それは、私たちが敬虔に、また、威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。3そうすることは、私たちの救い主である神の御前において良いことであり、喜ばれることなのです。
【ポイント】 ①福音を正しく語り続けるために もし、私たちがイエス・キリストの福音を正しく語り続けたとしたら、この世との関りはどのようなものになるでしょうか。残念ながら、国の指導者の教えとイエス・キリストの福音が完全に調和することはまずありません。パウロの時代を考えれば特にそうです。「イエス・キリストが王の王である!」と宣べ伝えれば、ローマ帝国の支配者が黙っているはずがありません。テサロニケでは、パウロに反感を持ったユダヤ人が「6世界中を騒がせて来た者たちが、ここにも入り込んでいます。7それをヤソンが家に迎え入れたのです。彼らはみな、イエスという別の王がいると言って、カイザルの詔勅にそむく行ないをしているのです。」(使徒17章)などと騒いで、ローマ帝国の当局者にパウロを逮捕させようと企みました。
しかし、キリストの福音を正しく宣べ伝えるときに別の問題が起きる可能性があります。それは、教会の中で国の支配者に対する反感や怒りが大きくなるということです。これは完全に推測なのですが、パウロはローマ帝国に対して敵意を増大させているグループがいることを知り、そのような動きは決して神様の御心ではないことを教えるために、今日の個所のようなメッセージを送ったのだと思います。ローマ帝国に対する不用意な反抗は、その人物、教会だけでなく、帝国全体のキリスト教会への迫害の引き金となる可能性があるからです。
自分の教会の兄弟姉妹が一人でも国からの迫害によって傷つけられたり、命を奪われたりすれば、教会の中に怒りや復讐心が芽生えることは当然のことでしょう。しかし、パウロはローマ帝国がいかに罪深いものであったとしても、それに戦いを挑むことではなく、祈ることを教えたのです。パウロは決してローマ帝国、皇帝の絶対性を認めているわけではありません。しかし、彼らを裁いたり、憎むことは、福音宣教の働きのためにならないこと、キリストの証しを立てることにならないことをイエス様から学んでいたのでしょう。
ライフチャーチ 大谷信道


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