デイリーディボーション 3月14日(木)

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デイリーディボーション 3月14日(木)

2019年3月14日(木)
ガラテヤ人への手紙 4:16-20 16それでは、私は、あなたがたに真理を語ったために、あなたがたの敵になったのでしょうか。17あなたがたに対するあの人々の熱心は正しいものではありません。彼らはあなたがたを自分たちに熱心にならせようとして、あなたがたを福音の恵みから締め出そうとしているのです。18良いことで熱心に慕われるのは、いつであっても良いものです。それは私があなたがたといっしょにいるときだけではありません。19私の子どもたちよ。あなたがたのうちにキリストが形造られるまで、私は再びあなたがたのために産みの苦しみをしています。20それで、今あなたがたといっしょにいることができたら、そしてこんな語調でなく話せたらと思います。あなたがたのことをどうしたらよいかと困っているのです。
【ポイント】 ①「熱心さ」の種類を見分ける ガラテヤの教会に入り込んでしまったユダヤ主義者は、彼らの間違った教えを熱心に伝えていたました。恐らく、ガラテヤのクリスチャンはその熱意にほだされて、恵みの福音から離れ、律法主義的な歩みへと引きずり込まれてしまったのです。現代でも、セールスマンの熱心さに感心して、高額な商品を買ってしまう高齢者がるようです。他の家族に注意されると、「だってとても親身になって勧めてくれたから」などという言葉が返ってくるそうです。
しかし、今日のパウロのことばから「熱心さ」そのものは、正しいもの(良いもの)でも悪いものないことが分かります。先に述べたように、私たちは人の熱意に心を打たれることがあるわけですが、その向う側にある熱心さの動機が純粋なものであるか否かを見分けることが重要なのです。パウロは、ユダヤ主義者たちの動機は「あなたがたを福音の恵みから締め出そうとしている」ことであると説明しています。冷静に考えれば、ユダヤ主義者たちの熱心さは、人々をイエス様の十字架から引き離す悪いものであることが分かるはずなのですが、ガラテヤのクリスチャンたちはまんまと騙されてしまったのです。
現代のカルト宗教(カルト的キリスト教会)では、人々を惹き付ける(洗脳する)手段として「熱心さ」が用いられています。その熱心さは「ラブシャワー」と呼ばれています。教祖(牧師たち)やメンバーは勧誘したい人を献身的にお世話します。家に食事に呼んであげたり、食べ物を持っていってあげたり、とにかく愛情が感じられる行為を集中的に行います。優しくされた人は、教団、教会がちょと変だなと感じても、「あんなに優しくしてもらったから」と、疑問を投げかけたり、間違いを指摘したりすることを躊躇するようになってしまうのです。先の高齢者の詐欺被害と似ていますね。しかし、熱心さに心を打たれるという人間の純粋さを悪用した行為なのです。
ですから、私たちは人の熱心さの動機づけは常に見ていなければならないのです。人を疑うようで嫌だと感じる人もいることでしょう。しかし、イエス様も「見分ける」大切さについて繰り返し教えられているのです。(マタイ7:15-20)
ライフチャーチ 大谷信道


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