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2021年3月18日(木)
ヨハネの手紙第一 3:7-10 7子どもたちよ。だれにも惑わされてはいけません。義を行なう者は、キリストが正しくあられるのと同じように正しいのです。8罪を犯している者は、悪魔から出た者です。悪魔は初めから罪を犯しているからです。神の子が現われたのは、悪魔のしわざを打ちこわすためです。9だれでも神から生まれた者は、罪を犯しません。なぜなら、神の種がその人のうちにとどまっているからです。その人は神から生まれたので、罪を犯すことができないのです。10そのことによって、神の子どもと悪魔の子どもとの区別がはっきりします。義を行なわない者はだれも、神から出た者ではありません。兄弟を愛さない者もそうです。
【ポイント】 ①罪を犯さないとは? 10節に注目してみましょう。罪を犯さないことについて、2点説明されています。一つは「義を行わない」こと、もう一つは「兄弟を愛さない」ことです。この両者はほぼ同じことを意味しています。一つは「〇〇をしてはならい」という否定的な命令で、一方は「〇〇しなさい」という肯定的な命令です。
私たちは、この両方が必要なのですが、特に大切なのは後者です。なぜなら「罪を犯してはならない」という命令には、具体的な行動が含まれていないからです。しかし「兄弟を愛しなさい」という命令は罪を犯さないための具体的な指示が含まれているからです。更に言えば、神様が求めているのは「私は罪は犯していませんよ」という人間ではなく、「私はあなたを愛し、あなたの命令に従い隣人を愛することに取り組んでいます。」という人間だということです。夫婦関係で考えてみましょう。自分の妻(夫)から「私は浮気はしてないよ。」と言われても、心からの喜びを感じるわけではありませんね。本当に聞きたいことは「私はあなたを愛しています」という言葉ですし、本当に期待しているのは、日々の生活の中で自分が大切にされていると感じるような行動を互いに続けていくことなのです。
ライフチャーチ 大谷信道