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2021年3月19日(金)
ヨハネの手紙第一 3:7-10 11互いに愛し合うべきであるということは、あなたがたが初めから聞いている教えです。12カインのようであってはいけません。彼は悪い者から出た者で、兄弟を殺しました。なぜ兄弟を殺したのでしょう。自分の行ないは悪く、兄弟の行ないは正しかったからです。
【ポイント】 ①「初めから聞いている教え」から離れてしまう理由は? 恐らく「自分のことで頭がいっぱい」であることが、「互いに愛し合うべきである」という、クリスチャンである私たちが初めから聞いている教えから離れてしまう理由の1つでしょう。私も、かつては「自分の人間的な成長」「自分の霊的な成長」「自分の物質的な祝福」「自分の霊的な祝福」「自分の求める賜物を受けること」「自分が用いられること」「自分の伝道の成績が上がること」など、自分がどれだけ自分の理想に近づくことができるのかと言うことばかりに興味がありました。「神様を信じている」「神様をあいしている」と口先では言いながら、一番の興味関心は「自分のこと」だったのです。恐ろしいことは、客観的に見れば「自分のこと」のために神様を利用していることは明らかなのに、自分はそのことには全く気が付いていなかったことです。
自分の信仰の歩みにおける「原動力(動機付け)」が「自分のこと」になっていないか、私たちは自らに問い続ける必要があります。神様の愛を受けた者は、当然の応答として神様を愛する者(神様を愛したいと思う者)へと変えられて行きます。神様を愛したいと思う者は、神様の御心(命令)に従いたいと思うようになるのです。原動力が「自分のこと」になってしまっている事態は、信仰の根幹である「神様との愛の関係」が築かれていない可能性があります。カインが神様の愛に動かされていたとしたら、神様はカインのささげ物にも目を留められていたことでしょう。問題はささげ物の種類ではなく、カインの神様に対する愛に問題があったのです。
ライフチャーチ 大谷信道