デイリーディボーション 4月10日（金）

デイリーディボーション 4月10日（金）

2020年4月10日（金）
テモテへの手紙　第一　5:1-2 1年寄りをしかってはいけません。むしろ、父親に対するように勧めなさい。若い人たちには兄弟に対するように、2年とった婦人たちには母親に対するように、若い女たちには真に混じりけのない心で姉妹に対するように勧めなさい。
【ポイント】 ①教会が神の家族であるという意味 パウロの「教会は神の家族」という教えは、単なるコンセプトでもスローガンでもはありません。パウロは、教会に集まる信徒が、文字通り、主にある兄弟姉妹としての関りを行っていくことを命令しています。
「〇〇兄」「〇〇姉」という呼び合う習慣がある教会は少なくありません。しかし、もし私たちが、本気で兄弟姉妹としての関係を築く覚悟がないのに、単なる習慣として誰かを「兄」「姉」と呼んでいるとしたら、そんな空しいことはありません。イエス様も、パウロもそのような呼称の習慣を教えてたのではないことは、聖書を読む誰でもが気が付くはずです。
マタイ 12章48-50節 48しかし、イエスはそう言っている人に答えて言われた。「わたしの母とはだれですか。また、わたしの兄弟たちとはだれですか。」49それから、イエスは手を弟子たちのほうに差し伸べて言われた。「見なさい。わたしの母、わたしの兄弟たちです。50天におられるわたしの父のみこころを行なう者はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」
ヨハネ1章12-13節 12しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。13この人々は、血によってではなく、肉の欲求や人の意欲によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。
イエス様はイエス様と愛の関係の中にある者はご自分の兄弟、姉妹、母として見ておられるのです。さらに、イエス様を愛する者は、その信仰によって「神の子」としてただいたのです。つまり、キリストを信じる私たちは主にある兄弟姉妹であり、それは、親子、兄弟姉妹は「互いに愛し合う」という命令を伴うものなのです。
恐らく、パウロはエペソの教会、または別の教会で、リーダーが「年寄りをしかる」というような場面を目撃してきたのでしょう。そうでなければ、このような具体的な指示をあたえる理由はありません。でも、それは、パウロがキリストから啓示されている「教会」の姿ではなかったのです。パウロの一つ一つのことばの重みをしっかりと受け取り、パウロがキリストから啓示されている教会の姿をはっきりと見る者となりましょう。
ライフチャーチ 大谷信道