デイリーディボーション 4月16日(木)

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デイリーディボーション 4月16日(木)

2020年4月16日(木)
テモテへの手紙 第一 5:22-23 22また、だれにでも軽々しく按手をしてはいけません。また、他人の罪にかかわりを持ってはいけません。自分を清く保ちなさい。23これからは水ばかり飲まないで、胃のために、また、たびたび起こる病気のためにも、少量のぶどう酒を用いなさい。
【ポイント】 ①教会のリーダーシップの問題 (再) 今日の個所から、パウロの頭の中にある問題(強い問題意識)は、教会のリーダーたちによって引き起こされている問題についてであることは推察できます。3章では「監督」「執事」の資質について明確に教え、しっかりと「審査」するように指示していました。4章でも「奉仕者」「教える者」としての心構えをテモテに教えていました。5章の「やもめ」の話は、教会のリーダーが「やもめ」自体の話ではなく、問題の原因となりやすい「やもめ」たちをしっかりとケアし指導するように教えているのだと考えられます。だからこそ、その続きの今日の個所では、監督、執事、リーダーの審査、選出、働きの委託について、形骸化させることなく、信仰をもって行うように勧めているのです。
教会における監督、執事、リーダは、「偉そうになる」「傲慢になる」という誘惑にさらされています。また反対に「嫌われたくない」「波風を絶たせたくない」という感覚に捕らわれる人もいることでしょう。それは、教会に限らず、この世でリーダーシップを担う立場にあるすべての人に共通する課題です。何らかの肩書が与えられた瞬間から、人が変わったように偉そうになったり、おどおどしてしまう人を見たことがあるでしょう。
ですから、パウロは昨日の個所で「21私は、神とキリスト・イエスと選ばれた御使いたちとの前で、あなたにおごそかに命じます。これらのことを偏見なしに守り、何事もかたよらないで行ないなさい。」と命令しつつ、しかしリーダーの任命についても、この世的な感覚からではなく、主の御心をを求めた上で、それが「監督」「執事」であれば、しっかりと3章に記されている内容に沿って審査・選出をおこない、主の御名によって任命するように教えているのです。
なぜなら、これをいい加減にすると、キリストのからだである教会が、いとも簡単に不健全な状態に陥ってしまう可能性があるからです。実際、パウロはその問題のためにテモテを派遣し、エペソの教会が福音に立ち、健全さを取り戻すことができるように手紙を書いているわけです。
ライフチャーチ 大谷信道


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