デイリーディボーション 4月2日(月)

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デイリーディボーション 4月2日(月)

2018年4月2日(月)

【通読】
ローマ人への手紙 11:13-16
13そこで、異邦人の方々に言いますが、私は異邦人の使徒ですから、自分の務めを重んじています。14そして、それによって何とか私の同国人にねたみを引き起こさせて、その中の幾人でも救おうと願っているのです。15もし彼らの捨てられることが世界の和解であるとしたら、彼らの受け入れられることは、死者の中から生き返ることでなくて何でしょう。16初物が聖ければ、粉の全部が聖いのです。根が聖ければ、枝も聖いのです。

【ポイント】
①パウロの務め伝道と和解
恐らくパウロは異邦人、ユダヤ人の両方から誤解されているケースが多々あったと思われます。パウロが異邦人に伝道していることによって、ユダヤ人からは祖国を捨てた非国民としてみられていたでしょう。パウロが異邦人に伝送している事実ことによって、神様はユダヤ人を見捨てられたのだろうという印象を与えることもあったでしょう。さらに、クリスチャンになったユダヤ人の中には、イエス様の福音から離れ、異邦人クリスチャンに割礼(ユダヤ人になること)を勧めたりする偽教師も現れ(ガラテヤ2:3-4)、教会に混乱をもたらすケースもありましたから、異邦人クリスチャンがユダヤ人にクリスチャンに不信感をいただいていることもあったと思われます。実際、異邦人クリスチャンに対してユダヤ教的な教え(割礼を受けるなどの律法の行いを強要すること)人たちについて、パウロは大変厳しい警告をピリピの教会のクリスチャンに与えています。「2どうか犬に気をつけてください。悪い働き人に気をつけてください。肉体だけの割礼の者に気をつけてください。」(ピリピ人3:2)ですから、パウロが異邦人伝道の中で度々直面していた問題の一つは、異邦人クリスチャンとユダヤ人クリスチャンの不和だったのです。

一方、1コリントなどを見ると、教会の中で異邦人クリスチャン同士の不和の問題もありました。ですから、パウロの伝道の働きは、単にイエス様の福音を宣べ伝えることだけでなく、キリストを信じ、救われた者たちが、人種、言語、文化などの違いを乗り越えて、キリストの命令に従い互いに愛し合い、一致を求める者と導くことでもあったのです。

なぜなら、ユダヤ人と異邦人、クリスチャン同士の衝突、争いは、イエス様の十字架、さらに使徒たちの働きを無にする可能性のある重大問題だからです。どれだけ多くの人が救われようとも、救われた者が互いに愛し合い、赦し合い、受け入れ合うことがなければ、教会は破壊され、クリスチャンは散り散りになり、伝道の働きが消滅してしまうからです。

ですから、パウロは神様はユダヤ人と異邦人の両方を等しく愛され、両者がキリストの十字架によって互いに愛し合う者とされるために奔走していたのです。

エペソ2:14-16
「14キリストこそ私たちの平和であり、二つのものを一つにし、隔ての壁を打ちこわし、15ご自分の肉において、敵意を廃棄された方です。敵意とは、さまざまの規定から成り立っている戒めの律法なのです。このことは、二つのものをご自身において新しいひとりの人に造り上げて、平和を実現するためであり、16また、両者を一つのからだとして、十字架によって神と和解させるためなのです。敵意は十字架によって葬り去られました。」

ライフチャーチ
大谷信道


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