デイリーディボーション 4月24日(火)

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デイリーディボーション 4月24日(火)

2018年4月24日(火)

【通読】
ローマ人への手紙 13:3-5
3支配者を恐ろしいと思うのは、良い行ないをするときではなく、悪を行なうときです。権威を恐れたくないと思うなら、善を行ないなさい。そうすれば、支配者からほめられます。4それは、彼があなたに益を与えるための、神のしもべだからです。しかし、もしあなたが悪を行なうなら、恐れなければなりません。彼は無意味に剣を帯びてはいないからです。彼は神のしもべであって、悪を行なう人には怒りをもって報います。5ですから、ただ怒りが恐ろしいからだけでなく、良心のためにも、従うべきです。

【ポイント】
①地道な歩みを忍耐強く続ける
クリスチャンの中には社会のあり方を変えるための活動に熱心に取り組んでいる人がいます。イエス様のみことばを中心にすると、この世(国)は矛盾、偽善、欺瞞に満ちています。クリスチャンとして決して容認してはならない、我慢してはならないと「義憤」を覚える人もいることでしょう。

しかし、昨日も確認しましたが、決して忘れてはならない事は、イエス様の時代、使徒たちの時代は現代日本と比較にならないほど酷い世界だったということです。差別、格差が当然のこととしてまかり通っていた時代です。もし現代のクリスチャンが新約聖書の時代にタイムスリップしたとしたら、その酷さに絶句してしまうことでしょう。

昨日からのパウロのメッセージはそのような状況の中で語られているのです。非道な為政者、支配者に対して善をもって対応するように求めているのです。

もちろん、より良い社会を作っていくことは私たちの責任です。しかし、そのような国民の責任は、あくまでも主権が国民に与えられていることが前提にあります。ですから、パウロはより良いローマ帝国、より住みやすいローマ帝国の実現のために働いていたのではないということです。国と戦うことによって社会を変えることを使命としている現代の一部のクリスチャンとは違い、迫害、弾圧が公然と行われる可能性がある国の中で、善良な市民として振る舞うことによって、不用意な衝突を避け、真の使命である福音宣教の働きを前進させようと思っていたのです。

私は、現代に生きる私たちもパウロの模範に従うべきではないかと強く感じています。仮想敵国のように、国や社会を敵とみなして戦うことに熱意を覚えるのではなく、イエス様の戒めを実践することに心を燃やすべきなのです。つまり、「神を愛すること」「隣人を愛すること」です。「神を愛することの具体的なプロセスは「教会・家庭での礼拝を大切にすること」ですし、「隣人を愛すること」の具体的な実践は、愛・赦し・尊敬をもってキリストのからだである教会の建て上げに取り組むことです。この地道な取り組みが、家族、友人への証し、伝道に直結しているのです。

ライフチャーチ
大谷信道


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