デイリーディボーション 4月4日(木)

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デイリーディボーション 4月4日(木)

2019年4月4日(木)
ガラテヤ人への手紙 6:6-7 6みことばを教えられる人は、教える人とすべての良いものを分け合いなさい。7思い違いをしてはいけません。神は侮られるような方ではありません。人は種を蒔けば、その刈り取りもすることになります。
【ポイント】 ①本当に大切なことを間違えない ーその3- キリストのみことばに従う時に「信仰の熱心さ」と「律法主義」は全く別物であることに気が付きます。しかし、「律法主義」のベースになっている「AをしたらBを得ることができる」という方程式は、この世では「努力」とか「研鑽」と呼ばれるものでもあります。ですから、真面目な人ほど、恵みの中に生きることにお物足りなさや、怠けているような感覚を覚えるようになってしまうのです。明確なゴールを設定し、そのゴールに向かって動き続けていないと不安を覚えてしまうのです。
しかし、律法主義の本当の問題は上で述べたような「不安」にあるのではありません。イエス様から「互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)という明確な命令を受けているのに、その命令に従うことに熱心にならず、律法や伝統を守ることに熱心になっていることが律法主義の問題の一つなのです。その証拠に、最も身近であり、最も重要であるはずの「夫婦」「親子」「教会員同士」などの人間関係(愛の関係)の問題を、あたかもタブーかのように扱い、触れない牧師、教会がなんと多いことでしょうか。一番身近で一番大切な課題を棚に上げ、世界平和、差別の撤廃などの社会問題には熱心に取り組んでいる牧師、教会が多いのです。私たちクリスチャンはこの「問題のすり替え」「イエス様の命令のすり替え」に気づかなくてはならないのです。
そのためには、私たちはパウロの教えに従い、しっかりと「イエス様のみことば」を分かち合って行く必要があるのです。それは、言うまでもなく「互いに愛し合いなさい」という命令を聞き、その命令を実践し続けることです。その時に、私たちは「すべての良いものを分け合う」ことになるのです。それは、先に学んだ「愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」などの御霊の実です。
律法主義は「イエス様の命令のすり替え」の一例です。他にも「神学的な学び」「聖書研究」「弟子訓練」「霊性訓練」なども、「イエス様の命令のすり替え」の温床になる可能性があります。なぜなら、それに熱心に取り組んでいる人は「神様を愛している」という感覚を得るので、自分はイエス様のみことばに従順であると勘違いしてしまうのです。しかし、イエス様は「神を愛する」(マタイ22:37)という命令に加え、「隣人を愛する」(マタイ22:39)とい命令を与えられているのです。このどちらが欠けても、イエス様の御心に従うことにはならないのです。
ライフチャーチ 大谷信道


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